世界的にDXを推進する動きは数多くありますが、海外ではDXを推進したことによって成功した事例がいくつもあります。
特に近年ではIT化が急速に進んでいる影響によって、これまでITを導入していなかった企業においても、IT導入が推進され、Webサービスを提供する企業も増えてきました。
海外DXにおける成功事例を知ることで、企業としてDXを推進することでどれだけの成果を得られるかが分かるでしょう。
それでは、海外DXにおけるIT・Webサービスの成功事例について紹介していきます。
目次
海外DXにおけるIT・Webサービスの成功事例
今回の記事で取り上げる、DXにより革新的なIT・Webサービスを展開している海外の企業は、以下の通りです。
・Apple
・Netflix
・マクドナルド
・アンハイザー・ブッシュ・インベブ
・マコーミック・アンド・カンパニー
・キャタピラー:予測診断ツールの開発で車両パフォーマンスの最適化が可能に
それでは、それぞれの企業の成功事例についてご説明しましょう。
Apple:Apple cardによってクレジットカード業界のセキュリティを強化
世界的に有名なAppleですが、Appleといえばスマートフォン機器を初めとする様々な製品を開発・提供している企業だと思い浮かべることでしょう。
Appleは、スマートフォン機器だけでなく、新たなサービスをリリースし、DX推進のきっかけを作ったことによって、クレジットカード業界に大きな変革をもたらすことに成功しています。
以前より金融業界に参入してApple Payなどのサービスを提供していましたが、この時は誰でも簡単にサービスが利用できるとはいえず、セキュリティ面にも不安があったため、利便性が高いとは言えませんでした。
しかし、2019年にクレジットカードのApple cardのサービスを開始したところ、誰でも簡単にキャッシュレスができるようになりました。
利便性はもちろん、それ以上に利用者が増え続けている理由として、Apple cardのセキュリティ性能が非常に高いことが挙げられます。
通常、クレジットカードにはクレジットカード番号や有効期限、セキュリティコード、サイン欄がありますが、Apple cardにはそれらが一切ありません。
クレジットカードの情報が流出してしまって悪用されるケースは多くありますが、Apple cardにはロゴと利用者名しか記載されていないため、スキミングなどの不正利用を簡単に防ぐことができます。
クレジットカードの使用に不安がある人でも、安心して利用できる非常に利便性が高いサービスだと言えるでしょう。
Netflix:動画配信サービスの常識を打ち破った
Netflixは動画配信サービスの常識を打ち破ったサービスとして、今でもかなりの人気を誇っています。Netflixのサービスが始まる前までは、DVDのレンタル業界が名を連ねていました。
しかし、そこでNetflixのサービスが始まったことにより、ネット上で好きなアニメ、映画、ドラマなどが視聴できるようになったのです。
Netflixは今や世界中で2億人の登録者数を誇るビデオ配信サービスの金字塔となっており、DVD配送型からビデオ配信に切り替えたことによって新たなビジネスモデルを築き上げました。
NetflixがDXに成功したのは、延滞料金ではなくレンタル料金に切り替えたことです。
これまでレンタル業界では延滞料金で延命していたようなものですが、延滞料金が発生することに対して多くの人はレンタルを嫌がるケースが後を絶ちませんでした。
しかし、Netflixのように月額料金という形に切り替えることにより、購入するより安い上に延滞料金が発生しないという旨味を提供したことで成功したと言えるでしょう。
これによって、時価総額2000億円を超える世界的なコンテンツ配信企業になりました。
マクドナルド:AIの導入でドライブスルーを快適に
マクドナルドは言わずと知れた大手飲食業界の一つではありますが、一見するとITとは関係ないように思われるかもしれません。
マクドナルドは2017年、当時のCEOはVelocity Growth PlanというDXの長期的なビジョンを打ち出しました。
その内容は、以下の通りです。
・顧客維持
・失った顧客の再獲得
・新規顧客獲得
・デジタル
・デリバリー
・ドライブスルー
以上のテーマを踏まえた上で、マクドナルドは急速にAIの技術を活用してDXを推進させ、全てのテーマに反映させてきました。
中でもDX化が顕著に表れているのが、ドライブスルーの自動化です。
スタッフの代わりにAIが音声アテンダントによってお客様の注文を取ることで、コロナ禍でドライブスルーが急増したにも関わらず、待ち時間を1分近く短縮することができています。
顧客の許可を得た上でナンバープレートをスキャンし、注文内容を予測するAI搭載機器や、多機能のタッチスクリーンキオスクも導入しています。
2019年には過去20年間に投資した金額よりも多額の、推定300億円もの金額をAIスタートアップDynamic Yield社に投資しました。
これにより、顧客の購入履歴や好み、時間帯、天候に応じてAIがメニューをパーソナライズして提供してくれるドライブスルーが開発されました。
顧客の利便性の向上が図れると同時に、顧客のデータを分析することで資産化し、顧客がどんなものを求めているのかを最適化するといった様々な場面で活用しています。
さらに、様々な言語のアクセントなどを認識し、音声認識により対話ベースで自動注文ができる技術をもつスタートアップも買収しました。
アンハイザー・ブッシュ・インベブ:飲料販売のビジネスに変革をもたらしたモバイルアプリケーションの導入
アンハイザー・ブッシュ・インベブは世界最大のビールメーカーであり、BtoBのモバイルアプリケーションを開発したことで、飲料販売のビジネスに変革をもたらしました。
このモバイルアプリケーションはアンハイザー・ブッシュ・インベブの飲料を取り扱っている酒店やコンビニ、スーパーなどに提供され、商品を補充する必要性がある際にモバイルアプリから発注できる仕組みになりました。
マコーミック・アンド・カンパニー:料理用Netflixと言われるほどのサービスで最適なレシピをレコメンド
マコーミック・アンド・カンパニーでは、自社の調味料を使ったレシピをレコメンデーションするサービスと、AIを活用して自社の調味料のデータを分析することで新しい調味料を生み出すサービスを立ち上げました。
ユーザーが食習慣や食べ物の好き嫌いなど様々な質問に答えることで、ユーザーに合ったレシピをレコメンドしてくれます。
このサービスは料理用Netflixと言われるほどの成功を収めています。
キャタピラー:予測診断ツールの開発で車両パフォーマンスの最適化が可能に
キャタピラーは建設機械や鉱山機械などの製造を行っている世界最大の企業であり、AIのスタートアップとタッグで予測診断ツールを開発しました。
このツールを活用することで、建設機械や鉱山機械などの機器や走行データを集め、収集したデータを分析することで車両が故障する予兆を察知し、メンテナンスの必要性を診断できるようになります。
このツールの導入により、車両パフォーマンスの最適化が実現しました。
まとめ
海外におけるDXは日本より進んでおり、売上増加や品質向上、業務効率化などビジネス的に結果を残している企業も多く存在します。
これまでITやWebサービスを導入していなかった企業も、DXを推進することで更なる飛躍を達成できると言えるでしょう。
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