フードテックとは?実際の事例を解説!

本記事では、今大注目のフードテックの成功事例について説明します。

近年、テレビやSNSでも「フードテック」をよく耳にするようになりました。

地球や環境にやさしい取り組みとして注目されています。

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フードテックとは

フードテックとは、「フード」と「テクノロジー」を組み合わせた造語で、昆虫食やゲノム編集、スマート食品産業などの様々な最先端のIT技術・科学技術によって、食の持つ可能性を追い求めることです。

フードテックの推進により、現代の食の課題の解決や改善を目指しています。

フードテックは、国連総会で決定した「持続可能な開発に向けての世界共通の17の国際目標」である、SDGsとも繋がりが深いと言われています。

SDGs達成のため、フードテック推進を戦略として検討する企業が多く、フードテックが注目されている要因となっています。

フードテックの概要についての詳細は下記の記事で紹介しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。

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フードテックの企業事例

2020年10月には日本でも、農林水産省が共同事務局である「フードテック官民協議会」が設置され、フードテックに対する積極的な活動がされています。

フードテック官民協議会では、フードテック領域の事業の推進や市場の開拓をすべく、積極的にフードテックの市場創出を行っています。

環境にやさしい食事、健康的な食事が注目されている今、日本には数多くのフードテックに取り組む企業があります。

ここでは、フードテックに取り組む企業の一例を紹介します。

【ソイルプロ(ニップン)】豆腐加工技術

フードテックの取り組みの中でも最も浸透している例が、「代替肉」です。

代替肉には、肉の細胞から人工的な肉を作るものや、植物性のタンパク質から人工的に肉を作り出すものなどのいろいろな種類があります。

後者の植物性のタンパク質から作る肉は、大豆ミートがその例であり、日本でも徐々に市場進出を始めています。

低カロリーで低コレステロール、高タンパクであることから、ビーガンやダイエッターをはじめとする、健康志向の方を中心に注目されています。

近年では、スターバックスコーヒーが2021年11月末から「ソイハンバーグ」にも大豆ミートを使用したことで、話題になりました。

株式会社ニップンと、そのグループ会社であるオーケー食品工業株式会社は、植物性新素材「ソイルプロ」を販売しました。

ソイルプロは、豆腐を使った新たな植物たんぱく素材の、肉の代替食材としても注目を集めている商品です。

豆腐の加工技術を大豆に応用し、高たんぱく質、低脂質、コレステロールゼロの製品が実現されました。

宗教上の理由から肉を食べない方やビーガンの方にも食べられる製品です。

また、水戻しや水切りが不要でそのまま食べられることからも、時短、エコの商品としても優れています。

また、ソイルプロのそぼろタイプは、食品業界での新分野の開拓や、新たな食品業界の発展成長の原動力となる賞である、日本食糧新聞社制定の第34回新技術・食品開発賞を受賞し、その技術が評価されています。

ニップンでは、豆腐加工技術を用いて食材を食べてもらえる層の幅を広げ、様々な人に健康的に食材を食べられる機会を増やし、食事の可能性を広げることに成功しました。

出典元:「ソイルプロ」ニップン

【ヘルシオデリ(シャープ)】IoT家電

冷蔵庫やキッチン家電などの家電メーカーによる、スマート家電もフードテックとして流通を増やしています。

例えば、フードロスを削減すべく、冷蔵庫に保存している食材の消費期限をスマートフォンなどのタブレットと結び付けて知らせる機能がある家電などもあります。

このようにして、インターネットと家電を結び付けて、貴重な資源である食品資源を無駄にすることなく、食品ロスを減らすことが可能になります。

シャープ株式会社のウォーターオーブン「ヘルシオ」は、スマートフォンと連動するIoT家電です。

食材の余分な脂や塩分を落として調理できるとして注目されたヘルシオですが、初代モデルから成長を繰り返し、最新のモデルではクラウド経由でレシピをダウンロードすることも可能になりました。

スマートフォンで、専用のアプリであるCOCORO KITCHENと連動させることができ、作った料理を取り忘れていた場合に通知で知らせてくれる機能もあります。

シャープでは、食品加工の最終段階である「調理」に注目し、誰でも便利で簡単においしい料理が作れるような家電を提供しました。

出典元:「ヘルシオデリ提供開始」シャープ

【TechMagic】調理ロボット:厨房における一連の工程を自動化

TechMagicは、食産業特有の利益率が低い構造や人手不足を解消すべく、ロボットや情報技術を提供しています。

革命的なロボットの例として、厨房における一連の工程を自動化した調理ロボットがあります。タブレットからのオーダーを調理ロボットと連携し、一連の調理工程を自動化させました。シェフの味付けや調理作業をデータベース化しました。整ったデータにより、変わらぬ味をロボットによる調理で再現させることに成功しました。

他にも、盛り付けや食器の仕分けなどの単純作業を自動化する業務ロボットも提供しています。キッチンや食品工場において発生するが単純的な作業をロボットが担うことにより、人手不足の解消に繋がります。

このように、調理にまつわるロボットや技術の提供により、レストランなど飲食店にとって、ネックとなっている人件費や食材の原材料費を削減できることが期待できます。

出典元:「調理ロボットの導入・活用」TechMagic

【ダイバースファーム】培養肉:人工臓器をつくる技術を応用

ダイバースファームは、再生医療のバイオ技術を持つ企業である「ティシューバイネット」と、ミシュランガイドに掲載されたレストラン「雲鶴」が共同で設立した企業です。

世界的に人口が増加しつつある今、動物がのびのびと暮らせる農地や生育に必要な水の確保が難しくなってきている現状があります。

そんな中、畜産のみに頼らずに、テクノロジーや最先端の技術を用いた肉の開発が注目されています。

ダイバースファームでは、再生医療技術を基盤とした、本格的な培養肉の開発を行っています。

ダイバースファームの培養肉はすべて動物の細胞から採取して作られています。遺伝子の操作などを一切行っていないため、安全に効率よく栄養を取得できる、機能性の高い肉と言えます。

医療向けの人工臓器をつくる技術を応用させ、動物から少量のタネ細胞を採取し、培養液の中で増殖させて培養肉を作っています。

出典元:「培養肉について」ダイバースファーム

【Oisix】Upcycle by Oisix:廃棄物をスナックや洋菓子、惣菜に!

フードロス解決の実現に努めるオイシックス・ラ・大地株式会社では、「食のデジタル化」を目指しています。

料理や食材に含まれる塩味や甘味などの味覚情報を、データ化し、そのデータをもとに食に関する研究や技術開発に努めるというものです。

このデータベースにより、食育の発達や、必要な栄養素を組み合わせた食事を提供することが期待できます。

そんなOisixが提供する人気商品に、、「フードロスに、新たな価値を」をテーマとする「Upcycle by Oisix」があります。

本来であれば捨てられるはずの廃棄物にひと手間工夫を加えて、別の製品として再利用させています。

例えば、コーヒーから生まれた「チョコあられ」では、淹れたあとのコーヒーの豆のかすを、あられに生まれ変えました。

もち米生地とコーヒーを練り合わせ、洋風あられに仕上げました。

他にも、だいこんの皮やブロッコリーの芯、なすのヘタなどを使った、スナックやおやつを販売した、捨てるにはもったいないここも食べられるシリーズも人気の商品です。

このように、捨てられることが多い食材やその一部を利用して、スナックや洋菓子、惣菜などを数多く展開しています。

廃棄物を減らして新たな食品として再利用する意識が評価され、メディアでも取り上げられています。

出典元:「Upcycle by Oisixとは」Oisix

まとめ

本記事では、今大注目のフードテックの成功事例を紹介しました。

意外と日常的にフードテックに触れている機会は多く、気づかない間にフードテックを活用していた方も多いのではないでしょうか。

IT技術とも密接なかかわりがある取り組みですので、今後も要注目です。

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