【AIアプリ開発】起業事例|海外ソフトウェア・エンジニアにインタビュー

AIアプリ開発について、米国の経済誌『Forbes(フォーブス)も注目する若手海外起業家Forbes 30 Under 302021 受賞海外マーケティングに精通する共同経営者のお二人にインタビューした内容を公開します。

起業家兼ソフトウェア・エンジニアである夫と大学院でMBA(経営学)を学ぶ海外マーケターの妻が、東京の渋谷を拠点に夫婦共同で設立したスタートアップ企業の株式会社Ringi(リンギ)は、夫婦向けAIコミュニケーション・アプリを開発しています。

Ringiは、日本の少子高齢化や晩婚化を見据え、「テクノロジーで家族の絆を支える」という企業理念に沿って会話重視で開発されているAIアプリです。
テクノロジーを活用して夫婦や家族間コミュニケーションの向上を目指しています。
共同経営者である夫婦の愛情がたっぷり込められた新しいスタイルのアプリ
なのです

AI時代に、AIを活用して家族愛を深めるイノベーションは、まさにテクノロジーを活用して社会にイノベーションを起こすDX(デジタル・トランスフォーメーション)の起業事例といえます。
それでは早速、これまでにありそうでなかった結婚後の夫婦や家族のコミュニケーションに焦点を当てた新しいAIアプリ開発の起業事例を詳しくみていきましょう。 

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AIアプリ開発事例:20代スタートアップ起業家ご夫婦をインタビュー取材 

夫婦や家族、カップル向けAIコミュニケーション・アプリのRingiは、ソフトウェア・エンジニアである夫のカラタイエヴイエルザン氏Karatayev Yerzhan)と、MBAを学び国内外のマーケティングに精通している妻のカラタイエヴァイエルケジャン氏Karatayeva Yerkezhan)の夫婦二人によって企画・開発が進められています。 

Forbes 30 Under 30(フォーブス30 Under 30に選抜されたCEO 

株式会社RingiCEOを務める夫のイエルザン氏は、世界各国で約800万人に読まれている経済誌『ForbesForbes 30 Under 30(次世代を牽引する30歳未満の若者30人を表彰するアワード)」に、当時経営していたスタートアップ企業Centrly社の共同創業者として2021年に選出されました。
過去にはMeta社のマーク・ザッカーバーグ氏も選ばれた歴史と名誉ある賞です。

イエルザン氏は26歳の頃、共同経営者のカティア氏16歳でマサチューセッツ工科大学MITに飛び級入学と共に、企業同士のパートナーシップ構築を目的として企業同士のつながりをビジュアル・データベースでマッピングするシステムを開発したのです。

当時26歳の優れた若手ソフトウェア・エンジニアによって開発された開発されたマッピング・システム技術は、スタートアップ企業各社がアクセラレーター(支援事業者)や資金調達先と連携することを支援している点が、評価されています。

参考:Forbes Lists / 30 Under 30 – Energy (2021) : Cofounders, Centrly 

海外起業家夫婦で来日した理由 

2019年、華々しい経歴を持つ夫のイエルザン氏と、同じくIT業界でコンテンツ・マーケティングの経験が豊富な妻のイエルケジャン氏が来日たのは2019のことでした
来日前カザフスタンでリモートワーカーとして米国スタートアップの起業に関わっていたイエルザン氏は、妻と一緒に次の新しい挑戦を模索していました。

次のグローバルな挑戦を探求し始めたのは、まだ母国で生活していた頃のことです
大学卒業後にカザフスタンで新婚生活を過ごした後、リモート業務の利点を活かし、夫婦揃って異国の地で約半年間を過ごすことにしたのです。

短期間ではありましたが、ウクライナ、ベラルーシ、ジョージア、ロシア、トルコ、アメリカを巡ることにしました
異文化に触れながら、各国の企業文化について学ぶ非常に良い機会を自分たちで作り上げたのです。

こうして各国の企業やビジネスについて理解を深めた後、イエルザン氏は日米それぞれの企業から内定を獲得し、夫婦で移住するチャンスを掴みました。
米国に移住するか、日本に移住するか迷った末、楽天からのオファーを受けて人生初となる日本での生活を選んだのです
 

AIアプリ開発事例AIコミュニケーション・アプリRingiについて

 

一方、日本の礼儀正しく丁寧な文化に魅了され、もともと日本語を学んでいた妻のイエルケジャン氏はさらにMBA学ぶことを決意しました。
そうして日本での生活に慣れ
きた2021年、夫婦はついにRingiのアイディアを思いついたのです。

妻のマーケット調査やビジネスプランに沿って夫が開発を進める起業・開発スタイルで、結婚後の夫婦間の会話に特化したAIコミュニケーション・アプリRingiの構想は現実のものとなりました。

AIを活用したRingiアプリの主な特徴は、ユーザである夫婦の回答に応じてAIアシスタントから結婚記念日や誕生日に、リマインドやお得な情報が届くことです。
例えば、妻の誕生日が近づくと夫のアプリに通知が届き、妻の回答情報からAIが診断したおすすめのギフト、プレゼントデートスポット、さらにはお得なレストラン情報まで教えてくれるのです。
つまり、
Ringiさえあれば仕事で多忙なビジネス・パーソンが大切な記念日を忘れてパートナーの怒りに触れる可能性が低くなり、お互いの絆を強めていけるといえるでしょう。

AI時代には人とのリアルなコミュニケーションの価値が再び見直されていますが、RingiAIだけに注力しているわけではありません。
リアルな人とのコミュニケーションも重要だと位置付けています


そのため、ユーザからのリクエストに応じて
AIの診断結果だけでなく、実在するライフコーチやコンサルタントからアドバイスがもらえるオプションを用意しています。
すなわち、Ringiアプリはテクノロジーとリアルな会話・交流の良いところを組み合わせまさに次世代のアプリケーションであるといえるでしょう。 

AIコミュニケーション・アプリRingiの開発体制 

Ringiアプリの開発は2022年現在のところは7人体制で、うち5人が開発エンジニアです。
チームメンバーにはデータ・サイエンティストやデータ・アナリストが含まれ、アジア諸国から優秀なエンジニアが集まりました。
この体制は、
CEOでエンジニアでもあるイエルザン氏が自身のLinkedInアカウントを有効活用したことで実現したのです。

アプリ自体は
2ヶ月あれば基本的なアルゴリズムの開発ができます。
エンジニアの稼働時間が長くなるほど、開発期間は短縮するので
1ヶ月で対応できる事例もあります 

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AIアプリ開発:エンジニアが教えるAIの基礎知識 

AIの働きに関する基礎知識をイエルザン氏に伺ったところ、以下のようにご回答いただきました。
AI人工知能は、もともと人間の脳が必要としてきたようにコンピューターに組み込まれます
これはデータ分析や予測を行うためのアルゴリズム構築を意味します
そしてデータに基づいて行動し、新しいデータを学習して、時間をかけて改善していくプロセスを含みます
まるで幼い子供が、大人に成長するようですね
ちなみに人間のように、AIもまだ完璧ではありません。 

AIアプリ開発エンジニアの主な種類 

AIアプリ開発は一般的に、主に以下の種類の開発者が関わっています。
・データ・サイエンティスト
・データ・アナリスト
・機械学習(マシーンラーニング)・エンジニア
・ソフトウェアエンジニア
・モバイル・エンジニア
・モバイル・デベロッパー

エンジニアはプログラミング言語にも精通しています。
AI開発で有名なプログラミング言語はPythonですが、実際の開発現場ではPythonの他に目的に合わせて多様な言語が組み合わされています。 

AIアプリ開発エンジニアの勉強法(独学) 

株式会社Ringi(リンギ)CEOであるイエルザン氏は、Pythonを含むAIアプリ開発に必要なプログラミング知識を独学で習得しました。
オンライン学習を中心に、無料のYouTube動画だけでなくGoogleで検索して見つけた講座の他にUdemyCoursera等オンライン学習プラットフォームのクラスを受講した経験もあるようです。
また、AIアプリ開発に関する各種セミナーやテクニカル・カンファレンスといったイベントを探して参加してみることもおすすめとのことです 

AIアプリ開発エンジニア兼CEOからメッセージ 

AIのアルゴリズム開発は、スクリプトを記述して開発しただけでは完了せず、その後もトラッキングによるデータ収集や診断予測が求められ、データが多いほど精度が的確になります。
このような長期間のAIアプリ開発の経験は分業制をとる大企業の場合プロセスの最初から最後まで一貫して経験を積むのは難しいことも多いです

その一方、スタートアップ企業であれば年代問わずAIアプリ開発により深く関わることができ、基本から応用まで全体を通して知見を得られやすいことが特徴的です
たとえば、Ringiのようなスタートアップ企業であれば、開発プロセスを最初から最後まで様々な角度から学ぶことができるでしょう。
AIアプリ開発エンジニアを目指す人は、RingiLinkedInページのような情報源から各種インターンシップに参加してみることもおすすめです 

AIコミュニケーション・アプリ開発事例Ringi(リンギ)のまとめ 

本記事を執筆するにあたり、家族、夫婦、カップル、ひいては全ての人間関係をより幸せなものに導くことを目指すAIコミュニケーション・アプリRingiの共同経営者の20代ご夫婦にインタビューをさせて頂きました。
ご夫婦の母国カザフスタンは日本から距離があるにも関わらず顔立ちは日本人にどことなく似ていて、笑顔が素敵なお二人の誠実で飾らない人柄がアプリの魅力の一部でもあります。

特に妻のイエルケジャン氏は、日本でMBAを学ぶことで夫をサポートしようと覚悟を決め、実際に大学院在籍時からユーザー調査を実施するなどビジネスプランを多方面から支えていました。
若くて頼もしい経営者・起業家の、今後の展開に注目が集まっています。

優れた外国人材によるRingiの起業事例が、これから起業する計画のあるビジネス・パーソン、人工知能アプリを活用した事業を展開している起業家や経営者、エグゼクティブ、仕事でAIの知識が必要になった皆様の一助になりましたら幸いです。

以上、主に英語によるオンライン取材内容を米村みなえ(Mina)が翻訳してお届けしました。

インタビューされた人

カラタイエヴ・イエルザン氏(Karatayev Yerzhan):LinkedIn

カラタイエヴァ・イエルケジャン氏(Karatayeva Yerkezhan):LinkedIn


株式会社Ringi(リンギ):公式Webサイト
Ringi(リンギ):LinkedIn
Ringi(リンギ):Instagram

インタビューした人

米村みなえMina):LinkedIn

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