UI/UXデザイナーという言葉を最近耳にする人も多いのではないでしょうか。
年々需要が高まっているUI/UXデザイナーの役割や仕事内容、求められるスキルについて詳しく説明します。
なお「UI/UXデザイナーってやめとけって言われる事があるけど将来性はあるのだろうか?」とお感じの方は以下の記事をご参照ください!
目次
UI UXデザイナーとは?
UI/UXデザイナーとはUIとUXを使い、利便性の高いWEBサイトやアプリを戦略的に組み立ててデザインする職業です。
では、そもそもUI・UXとは何を意味するのでしょうか。
UI/UXデザイナーのUIとは「User Interface」の略称で「ユーザーと製品・サービスの接点すべて」を意味します。
サイトで使われている画像や文字のフォントなどの見た目だけではなく、ボタンやメニューの操作性や使い勝手を含みます。
一方で、UXとは「User Experience」の略称。
「ユーザーが製品・サービスを通して得られる体験」を意味します。
サイトやアプリの導線や、簡単な申し込み・登録手順など、ユーザーが使って感じた印象や感動などの体験すべてです。
より詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照ください。
UI/UXデザイナーについて、年収や採用動向も併せて解説しています。
UI/UXデザイナーの役割
UI/UXデザイナーの役割は、ユーザーがサイトやアプリを使って「使いやすい」「心地よい」「また使いたい」を体験できるWebサイトを構築することです。
ユーザー体験は5つの要素で構成されています。
このUXの5段階モデルといわれる考え方を導入することで、的確な役割分担とプロセスの明確化が可能になります。
UXの5段階モデルとは
ユーザー体験を構成する5つの段階のことを「UXの5段階モデル」と呼びます。
5つの要素を、下から「戦略」「要件」「構造」「骨格」「表層」と段階的に示しており、ユーザー体験の過程を分解・分類したものになっています。
戦略
プロダクトを通していかに価値を提供するか、つまりユーザーのニーズとプロダクトの目的を定める段階です。
ユーザー目線かつユーザー体験を考慮し、ビジネスの成長を踏まえて戦略を設計します。
要件
プロダクトの何をもってユーザーに価値を提供できるかを考えます。
戦略の実現に向けて必要なコンテンツや機能を定義する重要な段階です。
構造
ユーザーへどのように価値を提供するかという観点で考えて設計します。
要件段階で定めたコンテンツや機能を整理し、ユーザーに分かりやすく届けるための全体構造を設計します。
骨格
ユーザーとの接点となるインターフェースにおける設計を行います。
構造の段階ではサービス全体を俯瞰した設計に対し、骨格の段階でさらに細かな視点で行い表層の段階へつなげます。
表層
一般的なデザインとして知られているのが表層の段階です。
インターフェース上のカラー・フォント・ロゴデザインなど、視覚的な要素次第でユーザーが受ける印象に大きな影響を与えます。
UXの5段階モデルを運用するメリット
役割分担・方向性の明確化
5段階モデルを意識することで、プロダクトにおける開発段階と必要なアウトプット、デザインプロセスが明確化され、チームメンバーの職能を考慮した的確な役割分担が行えるようになります。
また、役割や専門性の違うメンバーそれぞれが5段階モデルの考え方を持って業務を進めることで、開発の方向性を共有し一貫性のあるアウトプットが生まれます。
生産性向上と問題の可視化
メンバーが5段階モデルを理解し、現状どの段階にいるかを共有することで、各々のチームメンバーが関わるデザインプロセスの材料と成果物が明確になるのもメリットのひとつ。
メンバーが共通の観点を保ちつつ向き合えれば、生産性の向上が見込めます。
また、5つの段階に分けることで問題の発生源が特定しやすく、どの段階に立ち戻るのが最適か判断し易くなります。
UI/UXデザイナーの仕事内容
UI/UXデザイナーの仕事は5段階のモデル(戦略・要件・構造・骨格・表層)に分けられます。
段階に分けて設計を行うことで一貫した考え方を持つことができ、問題が発生した際に原因となった段階が見つけやすいメリットもあります。
ここでは、それぞれの段階でのより具体的・実践的な仕事内容を解説していきます。
戦略
まず最初に、ビジネスの根幹でありUXの5段階モデルにおける土台である「戦略」を設定します。
市場・ユーザーニーズ・目的・費用対効果など、調査・検証を行いながら設計します。
要件
戦略段階で設計したユーザーニーズや目的などの情報を踏まえ、どのように目標達成するかを設定する段階です。
ユーザーに使われる価値を見極め、必要な機能やコンテンツを決定します。
構造
要件段階で決定した機能やコンテンツをどのように構築するかを考え、サイトやアプリの構造を考える段階です。
ユーザーの使いやすさだけでなく、実現可能かも含めて設計し可視化します。
骨格
構造段階でできた設計をもとに、実際にユーザーが接するインターフェースをより具体的に設計する段階です。
大まかなレイアウトを決めて実際の動きを確認し、修正・改良を重ねます。
ユーザーが理解しやすいように、画面表示される情報の配置や優先順位を設計します。
表層
最終的に目に見える成果物となるのが表層段階です。
骨格段階で設計されたワイヤーフレームを元に、ユーザーが使うサイトやアプリのデザインを作り上げます。
カラーやフォント、大きさなどもこの段階で決めます。
見た目だけでなく、ユーザーに必要な情報を見てもらい、使いやすいと感じてもらえるデザインを考えながら作業を進めることが重要です。
UI/UXデザイナーに求められるスキル
UI/UXデザイナーは幅広い役割を担っているため、さまざまな知識や能力が必要です。
実際にどのようなスキルが求められるのか、主なスキル4つについて詳しく解説します。
コミュニケーション力
UI/UXデザイナーは、1つのプロジェクトでさまざまな分野の人たちとコミュニケーションをとりながら進めていきます。
クライアントやデザイナー、チームメンバー、場合によってはユーザーと話すケースもあります。
関わるすべての人たちにコンセプトや価値観の共有をし、円滑に進めていくためにはコミュニケーション能力は欠かせません。
マーケティング力
マーケティングを理解し、調査・分析した結果をプロダクトに反映するスキルが求められます。
また、情報収集能力も必要です。
常にアンテナを張り、新しいトレンドに素早く反応しなくてはいけません。
ユーザー満足度の高いプロダクトをつくるためには、技術的な能力だけではなく、市場を把握しユーザーの行動や思考を把握するスキルが求められます。
ユーザー視点の想像力・共感力
ユーザー満足度の高いものを提供するために必要なのは、ユーザー視点の想像力や共感力です。
ユーザーの気持ちを想像し、彼らが求める体験を提供できるように設計・実装します。
ペルソナや利用シーンの設定から、共感マップやカスタマージャーニーマップなどを駆使するスキルがあると良いでしょう。
コーディングやプログラミングの経験
Webサイトを構築するうえでコーディングやプログラミングは不可欠です。
UI/UXデザイナー自らが手を動かすことはほとんどありませんが、知識があればアイディアの実現可否を理解しながらエンジニアと認識合わせができるので、プロジェクトを円滑に進められます。
UI/UXデザイナーについてのまとめ
今後デジタル化はさらに進み、UI/UXデザイナーの需要は増えていくと予想されます。
Webサイトの表層だけでなく要件や戦略を考え、幅広いスキルや知識が求められるUI/UXデザイナー。
人気の高いWeb業界ですが、中でもUI UXデザイナーは会社にとって重要な役割であり、今後ますます貴重な存在となるでしょう。
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