エンジニアの中でもデータサイエンティストという職業は、現在のIT市場において急速に需要が拡大しています。
本記事では、データサイエンティスト検定の難易度や合格率、勉強方法等について解説しています。
目次
そもそもデータサイエンティストとは

今では聞き慣れたスマートフォンやAI、IoT機器といったあらゆる製品・サービスが次々と生み出されたことにより、多くの情報やデータが取得できるようになりました。
また、ビッグデータが注目され始め、人の手では管理・把握することができない膨大なデータを管理・操作する技術も日々発展してきています。
そのためこの膨大に蓄積された情報を解析・分析し、あらゆる課題に対する解決策を提案する人材が求められています。
その人材がデータサイエンティストです。
データサイエンティストは、アルゴリズムや統計などを活用してデータを分析し、データにもとづいて、あらゆる局面で合理的な判断を行い、解決策・改善策を提案します。
データサイエンティストとはいっても、どの業務を行っていればそう呼べるのかという線引きはあいまいで、企業側によっては「データアナリスト」と呼ばれたりすることもあるようです。
データサイエンティストに求められるスキルは幅広く、基本的なITスキルはもちろんのこと、統計解析やビジネスにおける、市場のトレンドなども網羅しておく必要があります。
DS検定試験の概要と目的

DS検定は、「データサイエンティスト検定リテラシーレベル」の略称で、実務能力と知識を有することを証明する資格です。
2021年9月に第1回目が実施されたばかりの新しい検定であり、AIやビッグデータなど新たなIT技術の発展によって、データ活用人材の需要が高まっていることから注目を浴びています。
1.目的
政府によってIT人材育成の指針が示されており、デジタル時代の人材育成が課題となっています。
DS検定を受け資格を取得することにより、データサイエンティストに必要なデータサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力など複数のスキルを、実務レベルで発揮できるということが証明できます。
これらを踏まえた上で最終的には、データサイエンティストを目指す人たちとそれらの人材を必要とする顧客とのマッチングを目的としています。
以下、試験内容から公式参考書・対策講座は「一般財団法人データサイエンティスト協会公式HP」より引用した情報になります。
2.試験会場
全国の試験会場で開催(CBT)
3.出題形式
選択式問題
4.問題数
問題数90問
5.試験時間
試験時間90分
6.費用
・一般10,000円(税抜)
・学生5,000円(税抜)
7.公式参考書・対策講座
・最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック 第2版
https://gihyo.jp/book/2022/978-4-297-12832-6
・「徹底攻略データサイエンティスト検定問題集[リテラシーレベル]対応」
https://book.impress.co.jp/books/1121101053
・株式会社AVILEN「全人類がわかるDS検定対策講座」
https://avilen.co.jp/lp/ds-certificate-association/
・株式会社GRI「DS検定対策講座」
https://www.agaroot.jp/datascience/dskentei/
・スキルアップAI株式会社「DS検定リテラシーレベル対応データサイエンティスト基礎講座」
https://www.skillupai.com/ds/
・株式会社ディジタルグロースアカデミア「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル対策講座」
https://www.dga.co.jp/service/e-learning/008/
・株式会社日立アカデミー「<eラーニング>AI・データサイエンス基礎」
https://www.hitachi-ac.co.jp/service/opcourse/topics/22k/topics10.html
DS検定取得のメリット

DS検定の取得メリットは、データサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力に対して、見習いレベルの実務能力や知識、数理統計の知識を有しているという証明ができることです。
資格勉強をしていくと、データ抽出・データベースの実装能力など、データサイエンティストに必要となる基礎知識を幅広く学ぶことができることも、メリットといえます。
また、「Data Scientist Society Journal」という情報サイトでは、556人のデータサイエンティストにアンケート調査を行った結果を掲載しており、そのうちの53.1%もの人がデータサイエンティスト関連の資格をとったことで「自己の成長を感じられた、自信が持てた」と回答しています。
参考:https://www.datascientist.or.jp/dssjournal/2022/07/27/dodv31/
DS検定の合格ライン
下記の表は「一般財団法人データサイエンティスト協会公式HP」より引用した情報になります。
項目 | 第1回 | 第2回 |
受験者数 | 約1400名 | 約2900名 |
合格者数 | 927名 | 約1453名 |
合格率 | 約66% | 約50% |
合格ラインの目安 | 正答率約80% | 正答率約80% |
DS検定の難易度
DS検定の難易度はデータサイエンス系資格の中では比較的高めといえます。
DS検定は出題範囲が広いため、暗記さえしておけば合格できるというものではありません。
また、比較的新しい資格試験であるため、他のデータサイエンス系資格試験と比べて参考書や講座が少なく、勉強がしづらいと感じる方もいるかもしれません。
よくDS検定と比較される資格としてG検定がありますが、DS検定はG検定に比べてビジネス・エンジニアリング・数理統計の知識も多く問われ出題範囲が広いため、DS検定の方がやや難易度が高めです。
そのため、データサイエンス系資格を取得する流れとしては、G検定を取得してからDS検定を受けるのがおすすめです。
DS検定は独学でも合格できる?
DS検定は新しい資格のため参考教材は多くありませんが、独学で十分合格できる資格です。
基本的には公式が紹介しているメイン教材と講座を受講することで合格圏内に入ることが可能です。
学習期間は1、2ヶ月程度と予定しておくのが良いですが、すでにG検定などのデータサイエンス系資格を取得している方は2週間〜1ヶ月ほどで取得可能なレベルです。
公式本で8割以上取れるようになっていれば本番でも十分合格できるため、反復して問題を解き、わからない部分は解説と講座で知識の補填をしていきましょう。
データサイエンティストを目指すならまずはDS検定に合格しよう!

データサイエンティストを目指す第1歩として、まずはDS検定に合格することを目標にしましょう。
DS検定に合格することでデータサイエンティストに必要な基礎スキルを広く身につけることができるため、応用もしやすくなります。
まずは資格を取得して自分に自信をつけていくことが、将来データサイエンティストとして活躍していくための踏み台となるでしょう。
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