ハードウェア業界とは?IT業界との関係や主な職種・年収と将来性を解説!

本記事ではハードウェア業界の概要やIT業界との違い、主な職種の仕事内容や平均年収について解説します。

最後まで読めば、ハードウェア業界の働き方や年収相場、将来性を詳しく知ることができ、転職などキャリアプランを考えるうえでの参考になります。

ハードウェア業界はIT業界を5つに細分化した業界の1つです。

主にパソコンやスマートフォンといった有形のデバイスや設備の製造・販売に携わっています。

ハードウェア業界にはどのような職種があるのか、将来的な発展が望める業界かなどが気になる方はぜひ読んでみてください。

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ハードウェア業界とは

ハードウェア業界は、形を持ったデバイスや機械、設備の製造・販売に携わる業界です。

無形のシステムや情報技術の製造・販売に携わるソフトウェア業界と対比構造にあります。

ハードウェアとは、パソコンやスマートフォンなどの目に見える有形の機器です。

イヤホンやICチップなどの小さい機器や部品でもハードウェアと呼ばれます。

IoTの進化により、近年ではIT機器だけでなく家電製品など様々なものがインターネットに接続できるようになりました。

これによって、業界が扱うハードウェア製品も多様化しています。

引用元:
「IT系のハードウェア業界とは?転職できる可能性や将来性を解説」株式会社マイナビ マイナビAGENT
「ハードウェア業界とは?仕事内容や代表的な企業を解説!」アクシス株式会社 Callingood magazine
「国内外のハードウェア業界の現状と未来」シンクエージェント株式会社 エンジニア就活

ハードウェア業界とIT業界に違いはある?

IT業界は、事業内容の観点から次の5つに大きく区分されます。

● インターネット・Web業界
● 情報処理サービス業界
● 通信インフラ業界
● ハードウェア業界
● ソフトウェア業界

ハードウェア業界は、IT業界のうちハードウェアの製造・販売を担う業界です。

そのため、IT業界とハードウェア業界の違いは、IT業界は業界全体を指し示し、ハードウェア業界はIT業界に含まれる業界の1つである点です。

引用元:
「IT業界とは?5つの業界別に職種やメリット・向いている人を紹介」株式会社マイナビ マイナビAGENT
「これだけ読めばわかる!ハードウェア業界について知っておきたい内容について転職エージェントが解説します」株式会社Geekly Geekly Media
「IT系のハードウェア業界とは?転職できる可能性や将来性を解説」株式会社マイナビ マイナビAGENT

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ハードウェア業界の主な仕事内容

ハードウェア業界が担う主な仕事内容を2つ紹介します。

● 機械設計・電気設計
● 組み込みシステムの開発・実装

どちらもビジネスや日常生活においてIT技術が欠かせなくなった現代に必要な仕事です。

ハードウェア業界が、社会においてどのような役割を担っているか気になる方は参考にしてみてください。

機械設計・電気設計

ハードウェア業界の主な仕事の一つが、開発する製品の仕様や要件に基づいた機械設計や電気設計です。

機械設計は外装のように動かない部分を設計する構造設計と、モーターやアームのような動作する部分を設計する機構設計の2種類に分類されます。

設計は、CAD(Computer Aided Design)で図面作成を行い、CAM(Computer Aided Manufacturing)を用いてCAD図面に工作機械での加工に必要なプログラムなどを作成します。

電気設計は、コイルやコンデンサ、ダイオード、トランジスタといった部品を基に回路の構築を行う工程です。

設計だけでなく実際の動作確認までを担当します。

引用元:
「ハードウェアエンジニアとは?仕事内容と必要なスキルセットをご紹介」株式会社アールストーン R-Stone.co.,ltd
「ハードウェアエンジニアはどんな仕事?必要な資格・年収や将来性について徹底解説」東晶貿易株式会社 ユアターン転職スタディ

組み込みシステムの開発・実装

組み込みシステムの設計や開発については、一般的なシステム開発の工程と大きな違いはありません。

要件定義から基本設計を経て詳細設計、開発、テストと進みます。

ただし、組み込みシステムはハードウェアの動作を制御するものであるため、システムを組み込む製品に関する固有の知識や技術が必要です。

ハードウェアとソフトウェアが密接に連携することが求められるため、両方の知識を有することも求められます。

組み込みシステムに用いられる主なプログラミング言語としては、CやC++などが挙げられます。

引用元:
「組み込みエンジニアとは?仕事内容や年収、資格、将来性などを解説」レバテック株式会社 レバテックキャリア
「組み込みエンジニアとは?仕事内容は?必要なスキルや将来性も解説!」トライアロー株式会社 TRI-ARROW
「組み込みエンジニアとは? 求められるスキルや資格、勉強方法を解説」株式会社リクルートR&Dスタッフィング リクルートR&Dスタッフィング

ハードウェア業界の主な職種

ハードウェア業界の主なエンジニア職種を3つ紹介します。

仕事内容や年収について解説するので、自分の適性や保有スキルに合った職種がないか参考にしてみてください。

● ハードウェアエンジニア
● 組み込みエンジニア

● セールスエンジニア

それぞれ順番に見ていきましょう。

ハードウェアエンジニア

ハードウェアエンジニアは、機器や部品の設計・開発を担うエンジニアです。

医療機器や産業用ロボット、半導体、家電製品などメーカーが製造する機器によって求められる知識やスキルが異なります。

プログラミングよりもCADやCAMを使用した機械設計・電気設計を行う場面が多く、製品図面や回路図の作成を担います。

また、ハードウェアエンジニアの平均年収は約500万円です。

国税庁の「令和4年民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円であるため、ハードウェアエンジニアの年収は平均より高いことがわかります。

引用元:
「ハードウェアエンジニアはどんな仕事?職種の将来性や必要スキルを解説」株式会社Geekly Geekly Media
「ハードウェアエンジニアの仕事内容とは?年収・将来性を踏まえて解説!」エン・ジャパン株式会社 フリーランススタート
「ハードウェアエンジニアとは?仕事内容と必要なスキルセットをご紹介」株式会社アールストーン R-Stone.co.,ltd
「ハードウェアエンジニアはどんな仕事?必要な資格・年収や将来性について徹底解説」東晶貿易株式会社 ユアターン転職スタディ
「令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告-」p.8  国税庁長官官房企画課

組み込みエンジニア

組み込みエンジニアは、ハードウェアの動作を制御するためのシステムを開発するエンジニアです。

組み込みシステムに必要なCやC++、Java、Pythonなどのプログラミングスキルと、LinuxなどのOSを扱う知識が求められます。

また、医療機器や自動運転技術など時差が許されない分野においては、リアルタイムOS(RTOS)を扱える必要があります。

組み込みエンジニアは、近年需要が伸びているスマート家電をはじめとするIoTに不可欠な職種で、平均年収は約455万とされています。

組み込みエンジニアを目指すうえで必要な資格や勉強法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

引用元:
「IT系のハードウェア業界とは?転職できる可能性や将来性を解説」株式会社マイナビ マイナビAGENT
「モノづくり系エンジニア 組み込みエンジニアとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説」パーソルキャリア株式会社 doda
「組み込みエンジニアとは?仕事内容や年収、必要な言語について解説」株式会社マイナビ マイナビAGENT

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、技術営業とも呼ばれるシステムに関する知識を以て営業職のサポートを行う職種です。

営業職とともに客先へ足を運び、技術的な部分の説明や提案を行います。

平均年収は約467万円ですが、成果を上げればインセンティブが支払われる企業もあるため、高年収を目指すことも可能です。

提案営業だけでなく、導入後のテスト運用やアフターフォロー、客先のシステム担当者へのサポートなども行います。

企業によっては、セールスエンジニア単独で営業を行う場合もあります。

引用元:
「セールスエンジニアになるには?仕事内容や必要なスキルを解説」レバテック株式会社 レバテックキャリア
「セールスエンジニアの年収は高くない?きついと言われる職種の将来性や転職について」
株式会社マイナビ アンドエンジニア

ハードウェア業界の市場規模・将来性

最後にハードウェア業界の市場規模と将来性について解説します。

結論から言うと、ハードウェア業界の市場規模は拡大傾向にあり、将来性も十分あると見込まれます。

以下から具体的に解説していきますので、ハードウェア業界で実際に働いてみたいと思う方は参考にしてみてください。

IoTの普及

スマート家電などで需要が高まっているIoTデバイスの台数は増加傾向にあり、今後も増加が見込まれています。

総務省の「令和5年情報通信白書」では、世界のIoTデバイス数は2022年に約324億台となっており、過去最高を記録しました。

同調査において、IoTデバイス数は5年連続で増加しています。

また、2025年には約1.35倍の440億台まで増加するとされており、将来性も十分あるといえるでしょう。

今後は特に医療分野におけるIoTの成長が期待されています。

引用元:
「令和5年情報通信白書」42.世界のIoTデバイス数の推移及び予測、43.分野分野・産業別の世界のIoTデバイス数及び成長率予測 総務省

無線LANの普及と新技術の拡大

無線LAN機器や新技術が搭載されたハードウェアの登場も、業界の市場規模拡大の要因となっています。

外国人観光客の増加や街中での通信利便性向上を目的として、無線LANの整備が各所で進められています。

総務省の「情報通信業基本調査」によると、無線LAN市場は2021年に約539億円を記録しました。

これは2020年の約312億円から約1.72倍に大きく数値を伸ばしています。

また、近年VRゴーグルやドローン、3Dプリンターなど新たな技術を搭載したデバイスが市場に次々と送り出されています。

新しいデバイスが市場を賑わせていることからも、ハードウェア業界の将来は明るいといえるでしょう。

引用元:
「IT系のハードウェア業界とは?転職できる可能性や将来性を解説」株式会社マイナビ マイナビAGENT
「IT業界におけるハードウェアとは?市場規模や将来性を初心者にも分かりやすく解説!」株式会社インフラトップ WEBCAMP MEDIA
「情報通信業基本調査結果 2021年情報通信業基本調査(2020年度実績)」p.11 総務省情報流通行政局 経済産業省大臣官房調査統計グループ
「情報通信業基本調査結果 2022年情報通信業基本調査(2021年度実績)」p.30 総務省 情報流通行政局

まとめ

今回はハードウェア業界とIT業界との違いやエンジニア職種の仕事内容・平均年収、将来性について解説しました。

ハードウェアは、IT技術を実際に使用するうえで不可欠なデバイスの設計や開発を担っているため、安定した需要が見込まれます。

特に近年はIoTや新技術の登場によって市場規模が拡大傾向にあります。

IT業界全体が上り調子にある中で、ハードウェア業界も成長が見込まれるでしょう。

組み込みシステムやハードウェア開発など、ものづくりに興味のある方はハードウェア業界が適しています。

転職に不安を感じている方は、まずはフリーランスとして案件を受けてみることをおすすめします。

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