フリーランスは銀行口座を開設するべき?おすすめ銀行3選を紹介!

本記事では、フリーランスの方が事業用口座を開設するべき理由とおすすめ銀行3選を紹介します。
最後まで読むことで、事業用口座の必要性と銀行を選ぶポイントが理解できます。
フリーランスとして仕事を受けるようになると、報酬の振込先として事業用口座を開設するべきかどうかに悩んでしまいますよね。
「まだ大きな金額が稼げているわけではないから」や、「いくつも口座を持つと管理が大変そう」など事業用口座を開設することに二の足を踏んでいる人は少なくありません。
しかし、事業用口座を作ることで得られるメリットはとても大きいもので、フリーランスとして報酬を得られた方はすぐに開設するのがおすすめです。 

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フリーランスが事業用口座を作るべき理由

結論からいうと、フリーランスとして働く方は事業用口座を開設するべきです
その理由は次の2点です。 

  • 経費の管理がしやすくなる 
  • 事業用と個人用の入出金が区別できる 

それぞれ詳しく解説します。 

経費の管理がしやすくなる  

事業用口座を持つことで、経費の管理がしやすくなるメリットがあります。
プライベート用の口座に事業収入や支出をまとめてしまうと、どの支出が経費で、どの支出がプライベートのものか分かりにくくなってしまいます。
そのため、個人事業主が青色申告によって最大65万円の所得控除を受けるために必要な、複式簿記による貸借対照表の作成にも時間がかかってしまうでしょう。
帳簿作成は多くのフリーランスを悩ませる面倒なものです。
この手間を少しでも軽減することで、確定申告の期限間近になってから、慌てて帳簿作成をする必要がなくなります 

事業用と個人用の入出金が区別できる  

事業用口座とプライベート用の口座を分けることによって、事業の収支状況が把握しやすくなります
事業資金の赤字・黒字の把握は、新たな事業投資を行うかどうかなどの行動指針を決める際の重要な判断基準にもなるため、とても重要です。
最近では銀行口座と連携して会計管理ができるアプリケーションもありますが、事業用口座を持っていないと入出金をそれぞれプライベートと事業用とで振り分けなければなりません。
また、会計管理を事業用口座と個人口座で区分しておくことで、税務調査を受けることになった場合の説明もしやすくなります。
両者が混同されていると、プライベートの支出を事業経費に計上している疑いを持たれやすくなってしまいます。 

個人名義にする?屋号付き口座にする?  

事業用口座を開設するなら、個人名ではなく屋号付き口座を開設することをおすすめします。
本章では、屋号付き口座を開設するメリットとデメリットを紹介します。 

屋号付き口座のメリット  

屋号付き口座を開設するメリットは大きく2点です。
一つはクライアントからの信頼が得られやすいことです。
屋号付き口座を開設することによって、クライアントが取引を行う際に事業者の口座へ振り込んでいるという認識を持ちやすく、信頼度の向上に寄与します。
もう一つは、事業ごとに口座を分けられることです。
複数の事業を営むことになった場合、事業用口座も各事業のものを開設する必要があります。
各事業の屋号が付いた口座を開設することで、管理しやすくなるメリットがあります。

屋号付き口座のデメリット  

屋号付き口座を開設する上でのデメリットは、口座開設の手続きに手間や時間を要することです。
屋号付き口座を開設するには、その屋号の開業届を税務署に提出している必要があります。
ただし、青色申告をする場合には開業届を税務署に届け出なければならないので、いずれにせよ提出が必要です。
また、個人名義の口座開設に比べて日数を要することが多いです。
実際の日数は開設時期や金融機関によって異なりますが、概ね1週間程度の期間が必要とされます。
事業用口座が今すぐ必要というケースは多くないですが、余裕を持って口座開設手続きを行うようにするとよいでしょう。

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個人名義から屋号付き口座へ変更できる?  

事業用口座をお持ちの方で、個人名義で口座開設をしてしまった場合、屋号付き口座への名義変更は原則可能です
ただし、金融機関によって対応が異なる場合がありますので、手続きに必要な書類と併せて問い合わせを行うようにしましょう。
また、個人口座から事業用口座への変更は基本的にはできません。
そのため、事業用口座を持ちたい場合は新たに事業用口座の開設手続きが必要です。 

おすすめの銀行口座3選  

事業用口座を開設する上で、おすすめの金融機関を3つ紹介します。
選び方のポイントは次の4点です。 

  • 屋号付き口座の開設が可能か 
  • 会計ソフトと連携して帳簿作成が可能か 
  • ネット上での手続きが可能か 
  • 手数料の安さ 

これらの視点で各金融機関について表にまとめると以下の通りです。 

  屋号付き口座  口座開設・維持手数料  振込手数料(税込)  ビジネス用カード  ネット手続き  会計ソフトとの連携 
楽天銀行  「屋号+氏名」・「氏名のみ」  無料  自行52円  JCBデビッドカード 

(年会費1,100円(税込)) 

可能  ・マネーフォワード確定申告 

・弥生会計 

他行168円(3万円以上262円) 
PayPay銀行  「屋号+氏名」  無料  自行55円  Visaデビッドカード 

(年会費無料) 

可能  ・マネーフォワード確定申告 

・弥生会計 

freee会計 

他行160円 
GMOあおぞらネット銀行  「屋号+氏名」・「氏名のみ」  無料  自行 無料  MastercardまたはVisaのデビッドカード 

(いずれも年会費無料) 

可能  ・マネーフォワード確定申告 

・弥生会計 

freee会計 

他行145円 

それぞれ詳しく解説します。 

楽天銀行  

楽天銀行では「屋号+氏名」または「氏名のみ」の事業用口座が開設可能です。
口座開設や維持に係る手数料は無料で、振込手数料については、楽天銀行口座への振込は52円、他行口座へは振込金額3万円未満で168円、3万円以上の場合は262円(全て税込)とネット銀行ならではの手数料の安さです。
また、ビジネス用カードはJCBデビットカードで、年会費1,100円(税込)で利用できます。
楽天銀行はネット銀行のため、口座開設や振り込みなどの手続きがネット上で完結できるのもポイントです。
楽天銀行は楽天グループが運営するサービスで、楽天市場や楽天モバイルといった他サービスも利用されている方の場合は、「楽天経済圏」と呼ばれるお得なポイントサービスを受けられるため、楽天ユーザーの方に特におすすめです。
マネーフォワード確定申告、弥生会計に連携可能なため、これらの会計ソフトを利用予定の方は帳簿作成もスムーズに進められます。

参考
https://www.rakuten-bank.co.jp/smallbusiness/howto/interest.html
https://www.rakuten-bank.co.jp/smallbusiness/account/qualified.html
https://biz.moneyforward.com/support/account/faq/specificinformation/sp07.html
https://www.yayoi-kk.co.jp/smart/financial-list/ 

PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)  

PayPay銀行では、「屋号+氏名」による事業用口座開設が可能です。
口座開設や維持に係る手数料は無料で、振込手数料については、PayPay銀行口座への振込は55円、他行口座へは一律160円(全て税込)と楽天銀行と同水準の安さです。
また、ビジネス用カードはVisaデビッドカードを年会費無料で利用できます。
PayPay銀行はネット銀行のため、口座開設や振り込みなどの手続きがネット上で完結します。
マネーフォワード確定申告、弥生会計、freee会計といった会計ソフトにも連携可能であるため、帳簿作成や事業収支管理にも便利です。

参考
https://help.paypay-bank.co.jp/hc/ja/articles/900002663046-%E5%80%8B%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E4%B8%BB%E5%8F%A3%E5%BA%A7%E3%81%AF-%E5%8F%A3%E5%BA%A7%E5%90%8D%E7%BE%A9%E3%82%92-%E5%B1%8B%E5%8F%B7-%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%A7%E9%96%8B%E8%A8%AD%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B-
https://www.paypay-bank.co.jp/business/fee/service.html
https://www.paypay-bank.co.jp/business/payment/debit/index.html?cr=ba_ss01
https://biz.moneyforward.com/support/account/faq/specificinformation/sp07.html
https://www.yayoi-kk.co.jp/smart/financial-list/
https://secure.freee.co.jp/walletables/sync_bank_list 

GMOあおぞらネット銀行  

GMOあおぞらネット銀行では、「屋号+氏名」または「氏名のみ」の事業用口座開設が可能です。
口座開設や維持にかかる手数料は無料となっています。
振込手数料については、GMOあおぞらネット銀行の口座あてなら無料、他行口座であれば一律145円(税込)と非常に使いやすい金額です。
また、ビジネス用カードはMastercardまたはVisaデビッドカードのいずれかを選択でき、いずれも年会費無料で利用できます。
GMOあおぞらネット銀行はネット銀行のため、口座開設や振り込みなどの手続きがネット上で完結します。
会計ソフトとの連携は、マネーフォワード確定申告、弥生会計、freee会計に連携可能なため、幅広い方に対応可能です。

参考
https://gmo-aozora.com/smallbusiness/needs/case1/
https://gmo-aozora.com/promotion/lp/smallbusiness_account/
https://gmo-aozora.com/smallbusiness/card/
https://www.yayoi-kk.co.jp/smart/financial-list/
https://biz.moneyforward.com/support/account/faq/specificinformation/sp07.html
https://secure.freee.co.jp/walletables/sync_bank_list  

屋号付き口座開設時の手続き  

屋号付き口座を開設するには、個人口座を開設する場合とは必要書類が異なる上に、いくつか注意点が存在します。
本章では屋号付き口座を開設する上で、必要な書類と口座開設時の注意点について解説します。 

必要な書類  

屋号付き口座を開設するために必要な書類は次の4点です。 

本人確認書類
マイナンバーカードや運転免許証、健康保険証、印鑑証明書などのうちいずれか1点を求められることが多いです。

●開業
税務署にて届け出を済ませた開業届の控えの原本またはコピーが必要です。

●印鑑 
前章で紹介したようなネット銀行で事業用口座を開設する場合は不要なことも多いですが、銀行窓口で口座開設をする場合には銀行印が必要です。

●屋号確認資料
屋号を使って事業を営んでいることが確認できる書類を求められる場合もあります。
主に次の書類を準備すれば問題ありません。 

  • 所得税や地方税の納税証明書または領収書 
  • 社会保険料の領収書 
  • 所得税や住民税の確定申告控え 

必要な書類は金融機関によって異なる場合がありますので、概要を把握したうえで、詳細は口座開設を行う予定の金融機関へ問い合わせるようにしましょう。

参考
https://itpropartners.com/blog/12510/
https://web-camp.io/magazine/archives/54055
https://www.rakuten-bank.co.jp/smallbusiness/account/flow.html  

口座開設時の注意点  

屋号付き口座を開設する上での注意点は、個人事業主が口座開設をする場合、「屋号のみ」での口座開設が難しいことが多い点です。
今回紹介した金融機関でも「屋号+氏名」名義でしか屋号付き口座を開設することができません。
屋号付き口座を開設することで個人名を取引先に伝えなくてよい、と考えている方は注意が必要です。
また、金融機関によっては自宅・事業所が存在する地域の支店でしか事業用口座開設を受け付けていない場合がありますので、口座開設を行う予定の金融機関へ事前に問い合わせるようにしましょう。

参考
https://tax.excelike.co.jp/media/c0428/#i-13
https://virtualoffice-resonance.jp/column/account-with-a-shop-name/
https://www.smbc-card.com/hojin/magazine/bizi-dora/accounting/sole_proprietorship_account.jsp  

まとめ  

今回はフリーランスで働く方に事業用口座が必要であることや、おすすめの金融機関について解説をしました。
事業用口座を屋号付きで開設することで、クライアントからの信用も得やすく自分の事業を持っているという感覚も芽生えるため、少し手間はかかりますが屋号付きで口座開設することをおすすめします。
事業用口座を持ったら、早速新しい案件に応募して活動範囲を広げていきましょう。 

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