本記事では、セルフブランディングの意味ややり方、パーソナルブランディングとの違い等を解説します。
近年、フリーランスとして活躍する方が増えてきました。
フリーランスが案件獲得する上で大切と言われている自分のアプローチ方法に、セルフブランディングが挙げられます。
目次
セルフブランディングとは?
スーパーに行ったとき、陳列棚にはたくさんの商品が並んでいます。
その中から、どれを買おうか迷ったときに、商品に描かれた情報から最も使用目的に合うものを選んだり、魅力を感じるものや印象的なものを選んだりすることが多いでしょう。
セルフブランディングも同じ原理で、自分を市場の中の商品をとらえて、自分という商品の市場価値を高めていく、自分をブランディングしていくことをセルフブランディングと言います。
実践方法~ステップ
①市場決定
まずは、自分がどこの市場において活躍したいかを考えます。
セルフブランディングを行う上で大切なことは、最終的に活躍したいステージ・市場はどこかということです。
予め幅広い市場を設定しておき、経験を積むたびに狭くしていくことも有効的です。
このような将来像を加味して、どのような市場で活躍するかを選定しましょう。
市場により、セルフブランディングの発信方法も変わってくるので、土台づくりとなる重要なステップです。
②市場分析
市場を決定したら、その市場においてどのようなスキルや専門性が必要とされているかを把握しましょう。
ある程度市場についての調査が必要になります。
市場分析を行い、市場の現状と課題、将来性について理解し、課題解決に必要なスキルや将来必要とされるであろうスキルを考えます。
そのスキルをすでに取得している場合は、有効なアピール材料となります。
また、必要なスキルを資格取得などのチャレンジを通して高めていくのもいいでしょう。
③自己分析
自己分析の方法は様々ですが、仕事での成功や失敗を整理する方法が有効的でしょう。
例えば、ある商談の成功例と失敗例を分析して比較してみると、商談の失敗例では顧客の要望に忠実になりすぎるあまり、費用が増して契約とはならなかった。
対して成功例では、顧客の要望に忠実になりその姿勢が評価されて契約と至った、という事例があったとします。
双方ともに顧客の声を聴く力という共通点があります。
その共通点が、自分の長所であり、短所でもあるといえるでしょう。
このような方法により、自分の軸や長所・短所を見つけ出すことができます。
他にも、客観的な意見を取り入れることも大切です。
これまで一緒に働いたことがある同僚や良い関係性を築けているクライアントがいれば、自分の評価できる点を聞いてみましょう。
客観的な自分の評価は、自己アピールとしてとても有効な材料となります。
④実践
準備した自己分析を元に、市場の求めるニーズに沿った自分の価値を、WebサイトやSNSなどを通じてアピールしましょう。
WebサイトやSNS分析等の継続的なアプローチでは、適宜振り返る時間を設けましょう。
当初の方向性にぶれはないか、自分を正しい方法で適切にアピールできているか等を振り返ります。
セルフブランディングがフリーランスに必要な理由
個人で活動を行うフリーランスは、企業に属さないので、社会に自分の価値を認めてもらい、案件を獲得しなければなりません。
特に、近年フリーランスで活動する人は、年々増えてきています。
他者より秀でた自分の価値を適切に理解して売り出していかないと、同じフィールドで活躍するフリーランスに埋もれてしまう恐れがあります。
そのため、フリーランスにとって、自力で自分の価値を高めるセルフブランディングは必要不可欠です。
セルフブランディングのメリット
自分に合った仕事ができる
セルフブランディングの醍醐味といっても良いこのメリットですが、特に大企業に属していると、自分に合った仕事をすることは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
事実、人事・上司が自分の仕事を決め、その大枠に沿って仕事をする方は多いようです。
しかし、セルフブランディングを行うことで、企業を通さずに自分のスキルや経験に合った分野の仕事ができます。
自身に合った仕事を行うことで実力を発揮することができ、同じクライアントから他の案件を獲得できたり、能力を評価されて他のクライアントに紹介してもらえたりと、ビジネスチャンスを増やすきっかけにもなるかもしれません。
継続案件が増える
セルフブランディングのアプローチの末に獲得した案件は、継続的に受注を頂けることが多い傾向にあります。
クライアントとしても、セルフブランディングされているフリーランスは得意な分野が分かりやすく、求める姿や期待する姿により近い人材を発見できます。
その結果、受注側、発注側が共に理想に近い価値を創造できることにつながり、継続的に友好な関係を築くことが期待できます。
注意点と失敗しないコツ
セルフブランディングを行うにあたり、以下の事項に注意するようにしましょう。
主観的なブランディングをしない
セルフブランディングを行う理由として、相手がいることを忘れないでおきましょう。
セルフブランディングを行っていると、自分の価値をアピールすることばかりに集中し、本来の目的を見失ってしまいがちです。
相手のニーズを把握してブランディングを行うことが大切です。
誤ったセルフブランディングを行わない
自分の強みを履き違えてブランディングを行ってしまうと、本末転倒です。
実践方法、ステップで紹介した方法で、正しいセルフブランディングを行いましょう。
SWOT分析
上記のようなセルフブランディングを行わないためには、どのような対策が有効的でしょうか。
その例の一つとして、SWOT分析があります。
セルフブランディングを行うにあたって大切なポイントは、適切な自己分析を行い、自分の強みと弱みを客観的に知っておくことです。
SWOT分析は、企業が経営戦略を行う際のフレームワークとして広く使われ、強み(Strength)、弱み(Weakness)の自分自身についての分析と、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の外部要因の分析を組み合わせて行うフレームワークです。
自己を客観的に見ることができ、適切なセルフブランディングを行いやすくなります。
以下がSWOT分析にセルフブランディングを当てはめた例です。
- 強み:他者と比較し、卓越した長所は何か。自慢できる自分の経験やスキルは何か。
- 弱み:他者と比較し、自分に足りていないものは何か。苦手な分野や失敗した経験は何か。
- 機会:自分の持つ能力やスキル、経験はどういう場面で活躍できるか。市場を検討する。
- 脅威:自分の持つ能力やスキルと類似したものを展開している個人はどのくらいいるか。どこにいるかを考えてみる。
どのように自己分析をすべきかわからない方は、まずはSWOT分析活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
本記事では、セルフブランディングの概要やメリット、実施方法を説明しました。
本記事を参考に、正しいセルフブランディングを行い、自身の価値を発揮できる案件の獲得を目指しましょう。
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