フリーランスに健康診断をおすすめする理由を受けないリスクと受診方法とあわせて解説

フリーランスは会社員と異なり、健康診断を義務付けられておらず、受ける機会が少なくなりがちです。

しかし体調の変化に気づかずにいると業務のパフォーマンスが低下し、最悪の場合、仕事を続けられなくなることも。

健康診断を定期的に受けることで、体の異常を早期に発見し、健康を維持しながら安定した働き方を実現できます。

この記事では、フリーランスに健康診断をおすすめする理由や受けないリスク、具体的な受診方法について詳しく解説します。

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フリーランスに健康診断をおすすめする理由を解説

フリーランスにとって健康管理は、安定して仕事を続けるために欠かせません。

健康診断を受けることは体調を守るだけでなく、いざというときの金銭的負担を軽減する意味でも重要です。

ここでは、フリーランスに健康診断をおすすめする理由を以下の2つに分けて解説していきます。

 会社員は定期的に検診を受けられるが、フリーランスは自己管理になる
 医療費控除に繋がる

会社員は定期的に検診を受けられるが、フリーランスは自己管理になる

フリーランスとして働き続けるためには、健康診断が欠かせません。

労働安全衛生法により、従業員を抱える事業者には健康診断の実施が義務付けられていますが、フリーランスにはそのような義務がなく、健康管理はすべて自己責任となります。

さらに、フリーランスが加入する国民健康保険には傷病手当金がないため、働けなくなった場合の生活保障がありません。

そのため、会社員に比べてセーフティーネットが弱いフリーランスは、病気になると治療費や休業による損失といった経済的負担が大きくなりがちです。

また、健康診断は病気の早期発見に役立つので、結果的に医療費の削減にもつながります。

特にデスクワークが多い場合は、生活習慣病や運動不足によるリスクを避けるためにも、早期発見・予防が重要です。

健康を維持することで安心して仕事に取り組めるだけでなく、業務の継続や収入の安定にもつながるため、フリーランスこそ積極的に健康診断を受けた方が良いでしょう。

参照:
「労働安全衛生法に基づく健康診断を実施しましょう~労働者の健康確保のために~」厚生労働省
「フリーランスこそ健康診断を受けよう!医療費控除できるセルフメディケーション税制の利用も【医師監修】」GMOクリエイターズネットワーク株式会社 FREENANCE(フリーナンス)
「フリーランスでも健康診断を受けるべき?受けるべき理由や安く受ける方法をご紹介」株式会社アールストーン TechReach(テックリーチ)

医療費控除に繋がる

健康診断の費用は経費に計上できませんが、条件を満たせば医療費控除の対象となる場合があります。

診断費用が医療費控除の対象となるのは、健康診断で重大な病気が発見され、その後に治療を行った場合です。

例えば、人間ドックでがんが見つかり治療を受けた場合、その人間ドックの費用も控除に含めることができます。

また、健康診断を受診していれば、市販薬の購入費用が『セルフメディケーション税制』の適用を受けられる可能性もあります。

セルフメディケーション税制とは、一定の条件を満たせば年間12,000円を超えた部分の医薬品購入費が所得控除の対象となる制度です。

セルフメディケーション税制の適用を受けるには、健康診断や予防接種などを受けた証明が必要になります。

そのため健康診断を受けることで、医療費控除やセルフメディケーション税制の活用に繋がります。

普段から健康管理に気を配ることで、いざというときの経済的負担を軽減できるため、定期的な健康診断がおすすめです。

参照:
「個人事業主の健康診断費用は経費にならない!勘定科目や医療費控除の条件を解説」株式会社マネーフォワード MoneyForward
「健康診断と確定申告 – 個人事業主の人間ドックの費用は医療費控除の対象?」株式会社マネーフォワード MoneyForward
「市販薬も対象!医療費控除の特例”セルフメディケーション税制”とは」株式会社マネーフォワード MoneyForward

フリーランスでも健康診断は必要?受けないリスクを解説

 
まだ20代だから健康診断は受けないでいい?
 
義務ではないならフリーランスに健康診断は必要?

と思われる方のために、フリーランスが健康診断を受けないことで生じるリスクについて解説します。

体調不良に気づかず、パフォーマンスが低下する

健康診断を受けないことで、体調不良に気づく機会を失い、仕事のパフォーマンスが低下するリスクがあります。

例えば疲労や頭痛による集中力の低下、判断ミスの増加、ストレスの蓄積による精神的な負担などが挙げられます。

体調が優れない状態が続くと、集中力や判断力が低下し、ミスや作業効率の悪化に繋がりかねません。

そしてこのような状態が続くと、仕事の質が下がりクライアントからの信頼を損ない、収入に影響が出るだけでなく恐れも。

東京大学政策ビジョン研究センターと横浜市の調査では、体調不良による生産性の低下によって、1人あたり年間76.6万円の損失が発生すると推計されています。

特にフリーランスは自己管理が求められるため、健康を維持しなければ収入の減少に直結します。

健康診断を受けることで、自覚症状のない病気を早期に発見し、適切な対策を取ることが可能です。

これにより仕事の質を維持し、長期的な安定した働き方につながります。

フリーランスが安定した収入を得るためには、日頃の体調管理だけでなく、定期的な健康診断の受診が欠かせません。

参照:
「仕事の成功は健康から!体調管理が生産性を左右する理由」デベロップ株式会社 ヒューマンリソース
「プレゼンティーズムを防いで目指せ元気企業!」協会けんぽ

事業の継続に影響する

フリーランスとして働く上で、健康状態が事業の継続に直結することを意識するのは重要です。

病気が進行し長期入院が必要になれば、受注がストップし収入が途絶え、事業の継続に影響を及ぼします。

継続案件を一度断ってしまうと、回復後に仕事を再開しようとしても、クライアントの信頼を取り戻すのが難しくなるかもしれません。

長期間の休業が必要になれば、新たな案件獲得が困難になり、仕事のペースを元に戻すまでに時間がかかる可能性もあります。

そして、健康状態の悪化によって継続案件を受けられなくなれば、突然の無収入につながってしまうことも。

さらに、治療費や入院費がかさむことで多額の経費が発生し、経済的な負担も大きくなってしまうでしょう。

健康診断を定期的に受けて健康を維持することは、安心して継続して案件を引き受け続け、事業を安定させることにつながります。

長期的に安定した収入を確保するためにも、健康診断の受診を習慣化し、病気の早期発見・早期治療を心がけましょう。

参照:
「フリーランスは健康診断を受けるべき?受けるメリットや費用目安を解説」株式会社スリーシェイク Relance
「医療費控除の要件にも!個人事業主が健康診断を受けておくべき理由」創業手帳株式会社 創業手帳

コンタクトアースマッチング公式サイト

フリーランスの健康診断について具体的な受診方法を解説

フリーランスが健康診断を受ける際のポイントを、以下の2つに分けて解説していきます。

● 健康診断の受け方
 フリーランスが受診した場合の健康診断費用

健康診断の受け方を解説

フリーランスが健康診断を受ける方法には、「健康保険の活用」「市区町村の健診」「病院やクリニックでの直接受診」の3つがあります。

健康保険を活用する場合、国民健康保険加入者は40〜74歳を対象とした「特定健診」を自治体の補助で低額または無料で受診可能です。

会社員の扶養家族である場合や特定の国民健康保険組合に加入している場合なども、健診の補助が受けられる可能性があります。

市区町村の健診では、がん検診や歯科健診が実施されます。

ただし年齢制限があるため事前の確認が必要です。

病院やクリニックでの直接受診では、希望する検査を選択できます。

特に女性は子宮頸がん検診、40代以上はがん検診の追加がおすすめです。

健康診断では、労働安全衛生法で定められた定期健康診断の項目を参考に受診すると、健康状態を総合的に把握できます。

項目は、以下のとおりです。

  1. 既往歴及び業務歴の調査
  2. 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
  3. 身長、体重、腹囲の測定
  4. 視力及び聴力の検査(1000Hz、4000Hz)
  5. 胸部エックス線検査
  6. 血圧の測定
  7. 貧血検査(赤血球数、ヘモグロビン)
  8. 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
  9. 血中脂質検査(トリグリセライド、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
  10. 血糖検査
  11. 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無)
  12. 心電図検査

これらを定期的に受診することで、生活習慣病や重大な病気の早期発見につながります。

フリーランスはこれらの方法を活用して健康診断を受けることで、健康管理に努めましょう。

参照:
「フリーランスの健康診断の受け方を解説!費用が安いおすすめの方法は?」株式会社サックル サックルMAGAZINE
「【2024年最新版】フリーランスに健康診断をおすすめする理由、メリットやデメリット、人間ドックとの違い、費用や経費について徹底解説!」株式会社ストラテジーテック・コンサルティング ContactEARTH FOR EXPERT
「フリーランス・個人事業主の健康診断は、どこで・どんな項目を受けるべき?」大阪グランドクリニック
「労働安全衛生法に基づく健康診断の概要」厚生労働省

フリーランスが受診した場合の健康診断費用を解説

フリーランスが健康診断を受診する費用は、選ぶ方法によって異なります。

自治体の健康診断は検査項目が限られる場合がありますが、無料から1,000円程度と最も安価です。

一方で病院やクリニックでの健康診断は5,000円〜30,000円程度と幅広く、希望する検査内容や施設によって費用が変動します。

国民健康保険組合に加入している場合、組合によっては健康診断の無料受診や補助制度があり、条件を満たせば費用を抑えられます。

そのため自身が加入している国民健康保険組合に、健康診断に関する制度があるか確認するとよいでしょう。

また、会社員として勤務を継続している場合や退職後に健康保険を任意継続している場合は、勤務先の健康保険を利用して受診できるケースもあります。

健康診断の費用は基本的に自己負担となるため、利用できる制度を確認しながら最適な方法を選ぶことが重要です。

参照:
「フリーランスでも健康診断を受けるべき?受けるべき理由や安く受ける方法をご紹介」株式会社アールストーン TechReach(テックリーチ)
「フリーランスの健康診断の受け方を解説!費用が安いおすすめの方法は?」株式会社サックル サックルMAGAZINE
「フリーランスは健康診断を受けるべき?受けるメリットや費用目安を解説」株式会社スリーシェイク Relance

まとめ

ここまで、フリーランスに健康診断をおすすめする理由や受けないリスク、受診方法について解説しました。

健康診断を受けないと体調の変化に気づきにくく、業務の効率が低下したり、病気の発見の遅れに繋がったりする恐れがあります。

健康診断の費用は経費計上できませんが、自治体の健康診断や国民健康保険組合の補助制度を活用すれば、費用を抑えて受診することもできます。

フリーランスとして長期的に活躍するためには、定期的な健康診断を受け、自身の体調を管理することが大切です。

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