AI(人工知能)活用によって進化した英語学習法について、アメリカと中国企業発の海外事例を4つ紹介します。
AI時代において英語力は、人間に対してだけでなくAIに対しても役立ちます。
コンピューターにデータの統計情報を機械学習させる時や、アーキテクチャとトレーニング手順を深層学習させる時、仮説や予測をニューラルネットワークから導く時等、使用されるプログラミング言語のほとんどは英語が基本になっているからです。
さらにAIに関する最新情報は英語で発信される場合が多いことから、AIと繋がりが深いDX人材に英語力はあって損はないでしょう。
本記事では、人工知能の活用によって英語学習にイノベーションをもたらした海外事例を簡単に紹介します。
実際に海外の学習アプリ(一部無料)を使ったことのある海外専門家や、ビジネス英語学習を支援するAI・VR動画クリエイターの方にもお話を伺いました。
それでは早速、詳しくみていきましょう。
目次 AIの革新的な技術は、生活のあらゆる場面で活用されています。 経済産業省と文部科学省が連携して提供する「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」は、学生のAI領域への関心を高め、理解を促し、活用していく基礎力を育むことを目的としています。 一般的に米中におけるAI研究開発の発展は有名です。 AI時代には、英語力を土台としたDXリテラシーが重要といえるでしょう。 ELSAはアメリカのサンフランシスコを拠点に開発されている英語発音矯正アプリです。 無料で使用できる対話型の辞書機能もありますが、テストを受けると有料会員になることもできます。 ELSAアプリは、日本から米国へ移住したビジネスパーソンである株式会社ラムネCEOの五島圭祐氏も、実際に英語を学習する際に活用していました。 ELSAとYoutube動画を併用した英語学習法は、まずELSAを用いて英単語を細かく区切り、ひとつの音(発音記号)を約1週間から2週間かけて練習します。 参考:ELSA公式HP Otterは英会話をリアルタイムで文字に起こしてくれるAIツールです。 Otterも使用している五島氏に、使い方の例を伺いました。 AIを活用することで、様々な手段で英語学習が出来るようになりました。 参考:Otter公式HP 「一起/17zuoye」は、中国の学生向けオンライン教育プラットフォームです。 英語学習において、特に17zuoye を活用したクラウド学習システムは、テクノロジーの力で学生の発音練習を含めた学習支援を可能にしました。 参考:一起/17zuoye Smart TutorはAIとバーチャル・リアリティ技術を融合したVR英会話アプリです。 特に英語でプレゼン練習が何度もできるコースは、DXに関わるビジネスパーソンにおすすめです。 AIとVRが融合した英会話アプリを使った詳しい学習方法は、実際に「Smart TutorのYouTube公式チャンネル」をご覧になると理解が深まるでしょう。 AIを活用した英語学習は、学習者が自らの価値観に沿って各種ツールを組み合わせ、ライフスタイルに合う選択をしていく学習法があるといえます。 AIを活用して楽しく英語を学習することは効率的でもあり、最終的には地球の省資源対策、SDGsに繋がると考えられるでしょう。 本記事への協力者:ELSA, Otterについて 本記事への協力者:Smart Tutorについて 構成・文 ・会社員で副業を探している そんなデジタル人材の活躍を「Contact EARTH」は応援しています! 活躍の場が広がる無料登録に必要なのは、お名前、メールアドレス、電話番号だけなので簡単にできます。 ✔高単価案件多数
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英語学習に限らず幅広く注目されるAI・DX領域全体について、まずは国内と海外の現状に少し触れておきましょう。 英語とAIの学習:国内の現状
既に多くの賛同企業が「数理・データサイエンス・AI教育プログラムサポーター」としてこちらの制度に登録していることから、国内でもAI教育・学習への期待が高まっているといえるでしょう。
このように推進されているAI・DXの教育・学習において、英語力はそれぞれの理解をより深める手助けとなるでしょう。
参考:数理・データサイエンス・AI教育プログラムサポーター/経済産業省 英語とAI活用:海外の現状
AIはデータが多いほど良い結果が得られる特徴があるため、Google社やApple社が拠点を置くアメリカと、アリババ社やテンセント社が活躍する中国では、今後も引き続き膨大なデータを活用したAIの実社会での発展が見込まれています。
このようなデジタル社会では、統計学を用いたデータサイエンスの必要性や、データサイエンティスト・AIエンジニアの需要がますます高まるでしょう。
特に英語を話す海外のデータサイエンティストやAIエンジニアは、世界各国と同様に日本企業からも人気です。
実際、日本語能力に関係なくプログラミング能力が評価されて海外から日本へ移住してくる海外DX人材もいます。
さらに、ビジネス英語を身につけた日本のデータサイエンティストやAIエンジニアが海外で活躍するケースもあります。
それでは次に、AIを活用した英語学習法をご紹介していきます。 ビジネスに役立つ!英語学習AI活用事例1:ELSA Speak
AIが最先端の音声認識技術を駆使して発音を細かくチェックします。
一般的なアメリカ英語の発音を学びたいビジネスパーソンにおすすめの発音矯正コーチ・アプリです。
有料会員になると、細分化された発音記号を丁寧に確認しながら、単語レベルで集中的に発音練習を重ねられます。
五島氏は、ELSAアプリは単語レベルの発音練習に優れている一方で、それだけでは総合的なビジネス英会話習得には繋がらないという課題を見つけました。
そこで、英語学習の人気動画「Sounds American」「Rachel’s English」「Accents Way English with Hadar」と併せて活用する方法にたどり着いたのです。
そうしてELSAアプリで自身の発音レベルを把握し、次に動画を参考に練習を重ねます。
最終的に再びELSAアプリに戻り、改善されているか自身の発音を確認する手順です。
AI搭載のELSAとYouTube動画を併用した五島式学習法は、単語帳や教科書がアプリと動画に変わった新しいビジネス英語学習法といえるでしょう。ビジネスに役立つ!英語学習AI活用事例2:Otter AI
アメリカのカリフォルニアを拠点に開発が進められています。
Otterは通常、リアルタイムでテキスト化したいビジネス英語による会議やカンファレンス、講義等で活躍しますが、個人の目的に合わせた様々な活用方法があります。
「Otterは会話をそのまま文字起こしするサービスなので、自分の声をレコードして記録させることで、きちんと文字にならなかった箇所に着目することができます。
そのため、たとえば話すテーマを決めて1分くらい文字起こしをした後、きちんとテキストにならなかった箇所を重点的に復習するという学習方法があります。
また、Otterはフォルダ作成ができるため、記録した自身の学習用ファイルをフォルダ管理する事もできます。
さらに、ポッドキャストの内容を個人的に深く理解したい時にも活用できるので、ビジネス英語学習にポッドキャストを活用している人にもおすすめのAIツールです。」
学習者は豊富なツールの中から、自分に合ったものを選ぶことが出来ます。ビジネスに役立つ!英語学習AI活用事例3:17zuoye
17zuoyeとは、中国語で「一緒に勉強する(一起作業)」という意味の言葉であるため、Homework Togetherとも呼ばれています。
北京や上海といった都市部だけでなく農村部も支援する「一起/17zuoye」は、投資ファンドから出資も受けたことで2020年に1億人の登録ユーザー獲得に成功しました。
AIが学習者に合わせて課題や宿題を提供したり、成績をつけたりするので、教師の負担が軽減されて効率的です。
また、テンセント社のWeChatと連携して、学生、保護者、教師を繋いだオープンなコミュニケーションがとれるところも魅力的です。
さらに中国に大勢いる多忙な英語教師を助ける事で、2014年頃から認知度を上げてきました。
「一起/17zuoye」は社会人向けサービスではありませんが、未来のビジネスパーソンとなる学生のビジネス英語学習に貢献しているといえるでしょう。
中国では2021年夏に学習塾の規制を強めるポリシーに変わりましたが、そのような状況の中でも比較的人気を集めている「一起/17zuoye」の今後の動向に注目です。ビジネスに役立つ!英語学習AI活用事例4:Smart Tutor
米国に本社を置くPlusOne社によって企画・開発されており、中華圏と英語圏、両方の企業文化を融合させ、日本市場へのローカリゼーションに成功した珍しいスタートアップ企業です。
Smart TutorはVR上でAIが発音の診断をするだけでなく、話した内容の意味が理解できる内容かどうかチェックします。
また、学習者のプロフィール情報に合わせてAIが学習コースを提案してくれる機能も実装されつつあります。
グラフの説明や製品技術に関する議論から質疑応答に至るまで、プレゼンテーションにおける一連の流れをシナリオ学習することができます。
さらにビジネスに限らず日常の気になる話題やニュースについて、英語で会話練習ができるようにVR上で毎週スクリプトが更新されるため、常に最新の英会話に触れることができるでしょう。
Smart Tutorアプリを活用した基本的な学習方法については、「Smart TutorのYouTube公式チャンネル」を担当する動画クリエイターの山田朗氏にお話を伺いました。
「まずリスニングモードで英会話内容を把握し、次にリーディングモードで発音練習をすることで声に出せるようになり、最終的に翻訳モードで日本語字幕を見て英語を話す練習をすることで、覚えた英会話が定着しているか確認できます。
このサイクルを繰り返すことで、いつの間にか知らない英語表現が使えるようになる学習者も多いです。」ビジネスに役立つ!英語学習AI活用事例まとめ
また、AIが英語教師の業務の一部を担うことは、教師がより学生の指導に時間を費やすことができるだけでなく、紙資源の削減にも繋がります。
株式会社ラムネ: 会社公式HP
CEO/共同代表取締役社長(米国在住)
五島圭祐氏:Twitter
株式会社PlusOne Japan:CS/Marketing
AI・VR動画クリエイター
山田朗氏:YouTube
米村みなえ
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