【2024年最新版】PMOに必要な資格とは?難易度や勉強方法も解説!

IT職種の中でも、PMOの需要は高まりをみせています。

PMやエンジニアのキャリアパスとしても人気で、今後もPMOサービスは大きな成長が見込めます。

しかし、プロジェクトマネジメントに関するスキルをクライアントにアピールすることは難しい現状があります。

そこで、PMOとして活躍するために役立つ資格とそれぞれの難易度、試験概要、勉強方法をまとめました。

資格取得により、客観的にプロジェクトマネジメントに関するスキルを証明できます。

すでにPMOとして働いている人はもちろん、これから目指したいと考えている人も、本記事を参考に資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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PMOに資格は必要なのか?

「PMO」として活躍していこうと思った時、「何の資格を持っておくのが有効か」気になるのではないでしょうか。

PMOという職種は、資格がないと仕事ができないという事ではありませんが、資格があれば、転職・求職・フリーランスとして独立した際に優位に立てることは間違いありません。

フリーランスとして独立する際にも名刺に資格保有者であることを明記することができることで好印象になります。

また、資格試験に合格すると以下のメリットがあります。

  • 転職の際にPMOスキルをアピールできる
  • 勉強することで確実なスキルアップに繋がる
  • 名刺にも掲載できるので実力をアピールしやすい

他にも、名刺だけではなく履歴書、経歴書などにも掲載できるため、新しい業務に就く際にも有利になります。

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PMOが持っていると役立つ資格と難易度

PMOにおすすめの資格と難易度について詳しく解説します。

PMOスペシャリスト認定資格

PMOスペシャリスト認定資格は、PMOの現場におけるスキルを照明する資格です。

現在、一般・総合資格では以下4つの資格があります。

  • プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格
  • PMOスペシャリスト(★)認定資格
  • PMOスペシャリスト(★★)認定資格

※また、PMOの知識・技術・経験を証明する資格として、PMOスペシャリスト(★★★)が、現在策定中であると発表されています。

すべて、ご自身のPCで任意の時間に受験することが可能です。

勉強方法として、すべての資格に公式のeラーニング教材が用意されていますので、そちらの受講がおすすめです。

それぞれの詳細は、以下表の通りです。

プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格

プロジェクトの現場業務で習得すべき基礎的な知識・技術の習得を証明する資格です。

資格取得までのプロセスは3段階あります。

❶スマホやPCを使って映像型eラーニング学習 (約7.5時間)
❷自習(目安約20~40時間)
❸オンライン試験を受験(2時間)

「❸オンライン試験」の概要は下記の通りです。

受験資格 指定のNPMO認定教材(eラーニング)での学習を修了していること
問題形式 4択の選択問題(120問)
受験時間 2時間
合格ライン 正解率75%以上
受験料 一般初回 14,300円(税込)
※受験料のお支払いから6か月間以内であれば任意のタイミングで受験可能

詳細・お申し込みはこちら:「プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格 概要」一般社団法人日本PMO協会

PMOスペシャリスト(★)™認定資格

PMO業務で習得すべき基礎的な知識の習得を証明する資格です。
資格取得までのプロセスは3段階です。
❶スマホやPCを使って映像型eラーニング学習 (約4時間)
❷自習(目安約20時間~)
❸オンライン試験を受験(90分)
「❸オンライン試験」の概要は下記の通りです。
受験資格 ・一般社団法人日本PMO協会(当協会)または他団体のプロジェクトマネジメント関連資格を有する方
・指定のNPMO認定教材での学習を修了した方
問題形式 択一式問題(50問)
受験時間 90分
合格ライン 正解率80%以上
受験料 一般初回 14,300円(税込)
※教材学習修了後、そのまま受験のステップに進む。期限内であれば任意のタイミングで受験可能

PMOスペシャリスト(★★)™認定資格

PMOマネジャーとして必要な知識・技術の習得を証明する資格です。
資格取得までのプロセスは3段階です。
❶スマホやPCを使って映像型eラーニング学習 (約5時間)
❷自習(目安約20時間~)
❸オンライン試験を受験(120分)
「❸オンライン試験」の概要は下記の通りです。
受験資格 ・指定のNPMO認定教材での学習を修了した者。
・一般社団法人日本PMO協会(当協会)のPMO-S(★)™認定資格を有している者。
問題形式 記述式問題(20問)※1回答150文字前後
受験時間 120分
合格ライン 100点満点中70点以上
受験料 一般初回 16,500円(税込)
※教材学習修了後、そのまま受験のステップに進む。期限内であれば任意のタイミングで受験可能

プロジェクトマネージャ資格(IPA)

プロジェクトマネージャー試験は、PMやPMOを目指す方に適した資格です。

両者は支援の違いといった明確な線引きがなされているものの、プロジェクトを期限内に成功させるといった役割は共通しています。

同資格をPMOが取得しておけば、プロジェクトを成功させるためにどのような技術を用いるのか、体制はどうするのか、メンバーの配置をどうするのか、等の幅広いエリアをカバーできるスキルがあると証明されます。

本資格の勉強方法として、ますは過去問題を通して試験の感覚をつかみましょう。

特に論述式では120分の時間が設けられていますが、時間が足りなくなる可能性も否定できません。

また、本資格はPMやPMOが取得する資格として有名ということもあり、参考書や問題集も多く発売されています。

これらをひたすら解いていきましょう。

実施日 令和6年10月13日(日)  ※申込受付は3カ月前頃から
試験地 各都道府県の指定会場(受験票で詳細通知)
受験時間
問題形式
【午前Ⅰ】
9:30~10:20(50分)
四肢択一
出題数30問
【午前Ⅱ】
10:50~11:30(40分)
四肢択一
出題数25問
【午後Ⅰ】
12:30~14:00(90分)
記述式
出題数3問
(解答数2問)
【午後Ⅱ】
14:30~16:30(120分)
論述式
出題数2問
(解答数1問)
合格ライン
合格率 平均13.5% ※令和5年度秋季試験13.5%
受験料 7,500円(税込)

P2M資格

日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)が実施するP2Mは、「実践力」を認定するより実務向けの資格となります。

思考の基本、知識、マネジメントスキル等のプロジェクトを円滑に進めるための総合的な能力を証明します。

またP2Mは以下の試験に分けられます。

  • プロジェクトマネジメント・コーディネーター(PMC)資格試験
  • PMSプログラム試験
  • プロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)資格試験
  • プログラムマネジャー・レジスタード(PMR)資格試験

基本的にはP2M標準ガイドブックから出題されるため(※同書以外からの出題もあり)、そちらを抑えることがセオリーです。

また公式HPにはP2Mの講習会やセミナー開催がされていますので、そちらを通してより実践的に学ぶこともおすすめです。

各試験の詳細を紹介します。

プロジェクトマネジメント・コーディネーター(PMC)資格試験

実施日 ● 2024年7月10日~31日(申込期間:2024年6月1日~2024年6月30日)
● 2024年9月10日~30日(申込期間:2024年8月1日~2024年8月31日)
● 2024年11月10日~30日(申込期間:2024年10月1日~2024年10月30日)
● 2025年1月10日~31日(申込期間:2024年12月1日~2024年12月31日)
● 2025年3月10日~31日(申込期間:2024年2月1日~2024年2月28日)
試験地 CBT方式
受験資格 基礎知識習得のため24時間以上の講習会(日本プロジェクトマネジメント協会またはPMCeラーニング実施機関)を受講していること
問題形式 四肢択一方式(50問)
受験時間 75分
合格ライン 正解率70%以上
受験料 17,050円(税込)

PMSプログラム試験

実施日 ● 2024年10月1日~31日(申込期間:2024年8月1日~9月20日)
● 2025年2月1日~28日(申込期間:2024年12月1日~2025年1月20日)
試験地 CBT方式
受験資格 PMC資格登録者または以下の資格保有者
情報処理技術者(プロジェクトマネージャ)
技術士(総合技術監理部門)
ITC(ITコーディネータ)
CM(コンストラクション・マネジャー)
中小企業診断士
PMP®
問題形式 四肢択一方式(50問)
受験時間 75分
合格ライン 正解率70%以上
受験料 22,550円(税込)

プロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)資格試験

実施日 ● 2024年10月1日~31日(申込期間:2024年8月1日~9月20日)
● 2025年2月1日~28日(申込期間:2024年12月1日~2025年1月20日)
試験地 CBT方式
受験資格 特に問わない
問題形式 四肢択一方式(100問)
受験時間 150分
合格ライン 正解率70%以上
受験料 39,270 円(税込)

プログラムマネジャー・レジスタード(PMR)資格試験

実施日 【一次試験】
論述試験:2024年11月9日
面談審査:2024年11月23日
※受験申し込み期間は2024年4月1日~7月31日【二次試験】
モジュール試験:2025年1月11日、12日
面談審査:2025年1月25日
※申込期間:2024年12月6日~2025年1月6日
試験地 一次論述試験はCBT方式(各都道府県内の会場)
一次・二次試験の面談審査はオンラインまたは対面(審査会場)
受験資格 【一次試験】以下の2つを共に満たす方
● PMS資格登録者
※PMS資格試験、PMSプログラム試験を受験予定の方も申込可能
● プログラム・プロジェクトの実務経験が3年以上ある方(P2M実務経歴書に記載)【二次試験】
● PMR補 ※PMR一次試験に合格された方(合格から4年以内)
問題形式 【一次試験】
(1) 書面審査:P2M実務経歴書による書面審査
(2) 課題論述試験(CBT方式):4つの課題についてそれぞれ800文字程度で論述
※制限時間は3時間
(3) 一次面談審査:審査員(複数人)の質問に回答
※時間は一人30分程度【二次試験】
モジュール毎に、筆記試験とワークショップを組み合わせて実施される
(1) 筆記試験 : 出題説明の後、2ないし3問出題
※事例等を基に、P2Mの視点を加えた設問によって構成
※1問20分程度を目途に解答する
(2) ワークショップ : 事例中心のグループ討議および発表を行う
※グループ討議及び発表の状況を審査員が観察し、P2Mの実践力を評価する
受験時間
合格ライン
受験料 【一次試験】55,000円(税込)
【二次試験】165,000円(税込) ※PMR補の再受験価格:82,500円(税込)

PMOは自分に適した資格を取ることがおすすめ

ここまで、PMOに関する資格や難易度、勉強方法をいくつか紹介し、解説しました。

基本的にPMOを目指す上では、まずプロジェクトマネジメントの基礎知識から身に付けていく必要があります。

また、どのような人材になりたいのか、キャリアプランを考えなければ、資格を取得する意義も薄くなってしまいます。

どんな人材として活躍していきたいのかを明確にした上で、それに適した資格の取得を目指していきましょう。

是非、本記事を参考に資格勉強を始めたり、自分に適した資格について調べてみるキッカケになれば幸いです。

また、PMOとして働く上で将来はフリーランスPMOとして独立したい!と検討している方は併せて「PMO案件の単価は?フリーランスが知っておくべき知識をまとめてご紹介します」を一読ください!!

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