IT開発現場では縁の下の力持ちと言われるインフラエンジニア。システム開発では必要不可欠な存在であり、切っても切れない間柄です。
インフラエンジニアというと、客先常駐のイメージを持たれる方が多く、副業なんてできるの?と思われるかもしれません。
ですが、案件数は少ないものの、週2〜3日稼働や、週10h稼働の副業案件が存在します。
本記事では、インフラエンジニアの副業の動向について解説します。また、インフラエンジニアの副業案件の紹介、副業案件の獲得方法についてもまとめています。
インフラエンジニアの副業案件を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
インフラエンジニアの副業動向
インフラエンジニアの需要は高いものの、副業案件は少ないのが現実です。現在の副業動向、今後の展望について分析してみます。
インフラエンジニアの需要は高い
クラウドサービスによって、管理画面からボタンをクリックするだけでサーバーが作れるようになり、簡単にサーバー・ネットワークが構築できるようになりました。
インフラ構築に専門的な知識が不要となり、インフラエンジニアは不要なのでは?といわれるほどです。
ですが、インフラエンジニアが不要になることはありません。
経済産業省が発表したDXレポートによると、企業がDXを促進し、オンプレミスからクラウドへ移行する企業が増えています。
2021〜2025年をシステム刷新集中期間と定めており、現在進行形でインフラエンジニアの需要は高い状態にあり、今後数年は需要が増えることが予測されます。
参照:)経済産業省「DXレポート」
2025年以降もインフラエンジニアの存在は必要不可欠
システム刷新集中期間が完了し、クラウドへの移行が完了すると、インフラエンジニアの需要が減ってしまうのでは?と心配される方もいらっしゃると思います。
それでも、インフラエンジニアが不要になることはありません。
クラウドサービスのメリットは、インフラ構築の雛形の提供による、イニシャルコスト・ランニングコストの削減であり、インフラの設計が不要になるわけではないからです。
オンプレミスでのインフラ設計・構築の経験があるからこそ、クラウドで高品質なインフラの設計・構築が可能となるのです。
インフラエンジニア向けの副業案件は増えつつある
開発現場でのインフラエンジニアの人材割合は、1割程度といわれています。
大人数必要ないものの、開発現場には欠かせない人材であることは事実です。
クライアントとしては常に近くにいて欲しい人材であることから、週5日稼働の案件が大半を占め、副業の選択肢から外れてしまいます。
ですが、クラウドサービスを用いたインフラ構築が主流となった今、フルリモートで作業できるようになり、客先常駐が不要な案件が増えつつあります。
クラウドの案件に関しては、週2,3日稼働の案件が多いため、フリーランスで複数案件を掛け持ちする、いわゆる「複業」という形であれば、案件は見つけやすくなります。
インフラエンジニアの副業案件数
インフラエンジニアの副業案件について、下記2つの案件紹介サービスを調査しました。
- ITPRO PARTNERS
- Shuuumatu WORKER
※調査結果は2021年10月時点のものです
「IT PRO PARTNERS」では、インフラエンジニアの案件は、109件見つかりました。案件には週5日勤務のフルタイム案件が含まれていますので、稼働日数でフィルタをかけたところ、以下のような分類となりました。
週5日勤務 | 31件 |
週4日勤務 | 24件 |
週3日勤務 | 44件 |
週2日勤務 | 10件 |
週1日勤務 | 0件 |
週5日勤務よりも、週3日勤務の案件が多いことが分かります。
フリーランスエンジニアの方で、本業が週2、3日勤務であれば、案件を掛け持ちする形で副業することも可能となります。ただし、勤務日数は少ないものの、稼働時間はフルタイムの8時間である点にご注意ください。
「Shuuumatu WORKER」インフラエンジニアの案件は、1件だけ見つかりました。稼働時間は10〜15h/という条件でしたので、副業に最適な案件となります。
調査結果からみるとインフラエンジニアの副業は可能なものの、現実的にはそこまで案件は無いと考えられます。インフラエンジニアの副業案件は稼働日が少なくなればなるほど案件数は縮小していくと考えてください。
インフラエンジニアの副業単価相場
インフラエンジニア向け副業案件の単価相場はどの程度なのでしょうか。※調査結果は2021年10月時点
「ITPRO PARTNERS」のインフラエンジニア向け案件によると以下の様な単価相場でした。
勤務日数 | 最低月収 | 最高月収 |
週5日勤務 | 〜400,000 | 〜1,000,000 |
週4日勤務 | 〜300,000 | 〜900,000 |
週3日勤務 | 〜400,000 | 〜1,000,000 |
週2日勤務 | 〜190,000 | 〜500,000 |
1日の稼働時間を8時間として時給を計算すると、時給は約4,500円になりました。単価に大きな差があります。最高月収100万の案件については、インフラの知識だけでなく、バックエンドの開発経験が求められる案件でした。インフラエンジニアから少し外れた技術についても、精通している必要があります。
また「Shuuumatu WORKER」では、募集している案件の報酬は3,000円〜4000円/時でした。4週とした場合、月収は12万円ほどとなります。時給単価は安くなってしまいますが、副業であること前提での契約となりますので、本業と両立しやすいというメリットがあります。
インフラエンジニアの副業獲得方法
副業案件が少ないことから、常にアンテナを張り巡らせておく必要があります。案件を紹介してくれるサービスを用いることはもちろんですが、自ら動いて副業を探すことも重要です。
案件紹介サービス・エージェントに登録する
副業案件自体が少ないので、自ら案件を探している間に、案件がなくなってしまう可能性があります。
案件が入り次第通知してくれる、サービス・エージェントに登録することは、副業を探す上で必須と考えられます。
高単価の副業を紹介しているエージェントをお探しの人は「Contact EARTH matching」を利用してみてください。「Contact EARTH matching」は完全リモートのDXに関わる案件をご紹介するマッチングプラットフォームです。
DXに関わる案件が多く、インフラエンジニア向けの案件もきっと見つかるはずです。完全無料で利用できるので最新の副業案件情報を見逃した方は登録だけでも早めに済ませておきましょう。
クラウドソーシングサービスで副業案件を探す
エージェントと異なり、案件の獲得、費用の交渉、業務の完了まで、全て自分でこなす必要あります。
ですが、エンジニアに特化したエージェントと異なり、不特定多数の方に寄与を募るため、比較的ライトな案件が多く、副業に最適な案件が見つかる可能性が高いです。
メインの業務はリモートで、月に数回だけ現地調査する案件、などが登録されていることがあり、本業に支障をきたすことなく、副業に取り組めるのではないでしょうか。
インフラエンジニアの業務をサポートする、オペレータ・ヘルプデスクのみの案件が登録されていることもあり、経験の浅い方は業務を遂行しつつ、知識を吸収することも可能です。
人脈を広げる
インフラエンジニアの業務には、運用・保守も含まれているため、最低でも週2日稼働が求められる案件が多いです。
サーバー・ネットワークの設計・構築、技術に関する相談、コンサルのみの案件であれば、副業として気軽に始められると思います。
但し、案件紹介サービスに登録されることがほとんど無いため、簡単には見つかりません。
人から紹介してもらう方法が、最もメジャーな方法であるため、人脈を広げることで、副業案件に出会う確率も高くなります。
社内だけでなく、社外にも目を向けて、常に人脈を広げることを心がけ、自ら動いて営業することが大事です。
技術を身につける
クラウドでインフラを設計・構築する場合でも、オンプレミスと同様のスキルが必要です。
インフラエンジニアには、以下のように幅広い技術が必要となりますので、技術を身に付けるほど、副業案件は見つかりやすくなります。
- サーバー
- ネットワーク
- データベース
- OS
- セキュリティ
- AWS
- Docker
近年、DevOpsという開発手法が広まり、CI/CDの導入が推進され、作業の自動化を考慮した環境整備まで、インフラエンジニアに期待されつつあります。
運用と開発の一体化が進むことで、インフラの設計・構築だけでなく、アプリケーション開発に関する能力や、バックエンドよりの技術も求められています。
インフラエンジニアの枠から飛び出した技術を身につけることが、必要となってきています。
インフラエンジニアに関わる資格を取得する
インフラエンジニアはネットワークやサーバーなどのITの基盤となる部分を担当します。インフラエンジニアのスキル証明には、IPA(情報処理推進機構)が発行する資格を取得することがオススメです。スキルを客観的に評価できる状態にしておくことで、好条件の副業案件を獲得できる可能性が上がります。
インフラエンジニアの資格詳細については以下の記事を参考にしてみてください。
英語力を身に付ける
オペレータ・ヘルプデスクなど、利用者からの問い合わせに対応することも、インフラエンジニアの業務の一部です。
海外拠点からの問い合わせに対応する案件も増えていますので、英語力は副業を探す上で強い武器となります。前提条件として、英語力を掲げている案件もあります。
また、機器やソフトのマニュアルが英語で書かれていることが多いため、読み解く力が必要となります。
専門用語が多いため、英語力がなくてもある程度の読解は可能ですが、トラブルを解決するために必要な情報は、ニッチな情報であることが多いです。
ニッチな情報であるほど、日本語で得られる確率は低くなりますので、英語力を身に付けることは非常に重要です。
インフラエンジニア向け副業についてまとめ
本記事では、インフラエンジニアの副業について解説しました。インフラエンジニアの需要は高いものの、副業案件は少ないということがわかりました。ですが、常にアンテナを張り巡らせていれば、副業案件を獲得できることは事実です。
インフラエンジニアには幅広い知識が必要とされ、技術を身につけるほど貴重な人材となります。
習得する技術の範囲を広げることで、フルスタックエンジニアとして活躍できる可能性も秘めていますので、副業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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