海外のウエディング業界DX事例3選|海外ブライダル業界のデジタル化

コロナ禍の影響を強く受けたウエディング・ブライダル業界。2020年にアメリカでは結婚式の3分の2が行われず、ドイツとイギリスでは4分の3が実施にとどまりました。

世界中のウエディング業界が1,500億ドル以上の市場を失い、アメリカで460億ドル、ドイツで103.6億ユーロの損失となったのです。

国内ではウエディング業界の第一線で活躍する一般社団法人日本ホスピタリエ協会が、パンデミックを機にオンラインで海外進出に成功していますが、海外のウエディング業界でDXはどのように進んでいるでしょうか。

本記事では、当メディアを運営するストラテジーテックコンサルティング編集部の海外担当が、海外のウエディング業界DX事例をわかりやすくご紹介します。

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ウエディング業界の海外トレンド(アメリカ)

ウエディング業界の海外トレンド(アメリカ)

2021年は豪華な結婚式を盛大に行いたいカップルは減少傾向にあります。

カップルは結婚式のウエディングレジストリー(新郎新婦の新婚生活のためのギフトリスト)に伝統的で高価なものを求めない代わりに、新婚旅行代金へのサポートや慈善団体への寄付を希望しています。

列席者一同が立ち並び、新郎新婦に直接お祝いの言葉を投げかけるシーンはますます減少するでしょう。

フラワーアレンジメント装花のトレンドは、これまでと異なり白と緑は人気が下降気味です。真っ白や緑豊かな自然の花より、淡い秋色を好むカップルが増えているのです。

また、パンデミックは駆け落ち婚を後押しし、その理由から小さな結婚式が注目されています。

さらにライブストリーミング結婚式は今後もしばらく続くトレンドといえるでしょう。

映像配信をして、手作りのDIYアイテムを結婚式に用いることは国内のトレンドにも似ています。

これまで指輪はプラチナやホワイトゴールドが主力商品でしたが、ラディアントカットのダイヤモンドが注目されてイエローゴールドの人気が復活傾向にあります。

欧米文化では結婚式前にお祝いの一部として独身パーティーが行われますが、その会場は込み合ったバーやレストランではなくレンタルスペースの予約へと変化しました。

新郎の衣装の珍しいトレンドに、季節に合わせたカラフルな色合いのスーツが選ばれていることが挙げられます。

ブーケの大きさはどんどん小さくなるかもしれません。繊細なデザインのブーケが好まれる傾向にあります。

なお、予算が高くつく生花よりもドライフラワーをあしらったアレンジメントが引き続き人気となっています。

参照:)6 wedding trends that will start to disappear in 2021, and 9 you’ll see everywhere

海外のウエディング業界DXで重要な職種

海外のウエディング業界DXで重要な職種

パンデミックを機にウエディング・ブライダル業界におけるデジタルマーケティングの重要性が高まりつつあります。

特にバーチャル・ウエディングの増加に伴い、グラフィックデザイナー、コンテンツライター、デジタルマーケターの需要が高まっています。

オンライン・エンゲージメントも増え、デジタルプラットフォームへのアクセスもしやすくなりました。

海外でのウエディング、ブライダル業界のDXは着実に進んでいます。

そのためにはソーシャルメディアが活用できるデジタルマーケターやUI/UXデザイナー、Webコンテンツライターの存在が欠かせません。

敏腕ソーシャルメディアマネージャーはSNSアカウントの作成と投稿以外に、ターゲットを狙ったハッシュタグ戦略にも長けています。

こうしたデジタルマーケティングの小さな積み重ねが、最終的に楽しい結婚式へとつながっていくのです。

結婚式場やカップルにとってインパクトのあるグラフィック、UI/UXは結婚式の価値そのものの創造を底上げします。

優れた人材やコンサルタント、パートナーと協力することで、結婚式をより思い出深いものにしていくことができるでしょう。

Webコンテンツライターとは、言葉に魔法をかけて上質なコンテンツを届ける仕事です。

結婚式の本質でもあり大切なエッセンスとなる感情を表現することができます。

招待状のパーソナライズ、結婚式と披露宴の進行表からソーシャルメディアに至るまで、コンテンツライターは必須の職種であると捉えられています。

結婚式場、ウエディング業界のデジタルメディア活用はDXを推進する上で重要な役割を担うでしょう。

参照:)IMPORTANCE OF GRAPHIC DESIGNERS, CONTENT WRITERS, DIGITAL MARKETING IN WEDDING INDUSTRY

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ウエディング業界DX海外事例の紹介3

ウエディング業界DX海外事例の紹介3選

海外ウエディング業界DX事例①:結婚式準備のインフルエンサー活用事例(インド)

ソーシャルメディアのインフルエンサー活用に長けているインドのSocial Samosaが、結婚式場探しのSNS戦略について触れています。

インドは人口の約半数が30歳未満で、平均年齢は29歳といわれています。

いわゆる結婚適齢期の人口が多いため毎年1,200万件以上の結婚式が開催されており、市場規模は非常に大きいです。

パンデミックを機に結婚式の規模は縮小される傾向にありますが、デジタル化が補うかたちとなっています。

WeddingWire Indiaは、大勢の婚約中カップルを結婚式場や専門家とつなぐプラットフォームです。

伝統あるKnotWorldwideのインフルエンサー・キャンペーンで、WeddingWireはインド出身のインフルエンサーとも連携しました。

SNSを通じてデジタルウエディング・プランニングツールを利用する利点を発信することにしたのです。

キャンペーンでは結婚式準備の様々な側面に触れました。

  • 結婚式準備の海外インフルエンサー活用事例の課題

パンデミックにより結婚式がキャンセルや延期となったこと

  • 結婚式準備の海外インフルエンサー活用事例で実行したこと

インフルエンサーを通じて社会的距離とデジタルツールの利便性を伝えること

  • 結婚式準備の海外インフルエンサー活用事例の結果

状況に配慮した情報アナウンスとデジタルツールのユーザー数増加により、縮小された規模の結婚式を実現

その結果、結婚式準備を円滑に行うためのデジタルウエディング・プランニングツールを普及させることに成功し、小規模ウエディングが行われています。

参照:)Case Study: How WeddingWire used influencers to create awareness around digital wedding planning tools

海外ウエディング業界DX事例②:ソーシャルメディアPR成功事例(アメリカ)

アメリカのウエディング業界出身者によって創業されたPR会社BE INSPIRED PRは、SNSマーケティングを強化するためThe Social Remodelを設立しました。

カリフォルニア州ロサンゼルスにある結婚式場は、PR会社への依頼により6ヶ月間で3000人以上のフォロワー数増加に成功したのです。

  • 海外ソーシャルメディアPR成功事例の課題

ソーシャルメディアのフォロワー数が少なく活用しきれていない

  • 海外ソーシャルメディアPR成功事例で実行したこと

Instagramマーケティング戦略の立案実行

  • 海外ソーシャルメディアPR成功事例の結果

フォロワー数増加と平均エンゲージメント率56%増加

パートナー企業のソーシャルメディア・マネジメント支援により、自社の影響力を高めた成功事例です。

結婚式場側は、ソーシャルメディア・アカウントをひとつ上のレベルに引き上げてもらったと語っています。

参照:)BE INSPIRED PR

海外ウエディング業界DX事例③:グローバルウエディング・プランニングアプリの導入事例(米国経済誌Forbes

 英国ウエディング業界は多くの小規模事業者によって支えられています。

ブライダル産業を復活させる上で、Bridebookがツール(グローバルウエディング・プランニングアプリ)としての地位を確立しました。

結婚式を請け負っているShephardは、Bridebookの情報とマッチングスキルを活用してFacebookとSlackでオンラインコミュニティを立ち上げました。

パンデミックでもベンダー企業と連携するためです。

アメリカでは一晩で2000人の業界人が参加し、イギリスでは1万人以上のカップルが参加しました。

  • グローバルデジタルツール活用事例の課題

グローバル規模でウエディング業界を救うこと

  • グローバルデジタルツール活用事例で実行したこと

FacebookとSlackでオンラインコミュニティの立ち上げ

  • グローバルデジタルツール活用事例の結果

ウエディング業界人とカップルたちのコミュニティ形成を実現し、さらに拡大する方針

Shephardはイギリスのウエディング事業協会を設立し、保険、払い戻し、減税、定員制限における業界人に政府への発言権を与えるよう動き出したのです。

この活動のおかげで政府の英国パンデミック支援にウエディング業界が追加されました。

Shephardは安全な結婚式を、ワクチン接種、検査、換気と定義しています。夏に屋外ウエディングを希望するカップルはまさに理想ともいえます。

Bridebookは2026年までの5年間で1,000万件の結婚式と、約10億人のゲストの参列を使命としています。

参照:)Tech Entrepreneur Reboots Wedding Industry After Covid-19 Lockdown

ウエディング業界DXの課題

ウエディング業界DXの課題

ホスピタリティ産業全体がパンデミックと対峙している中、海外のウエディング業界のデジタル化をみてきました。

カップルのトレンド変化にこれまで以上に敏感になる必要があることが課題のひとつといえます。

さらに、ウエディング業界のデジタル戦略に関わる人材(デジタルマーケターやUI/UXデザイナー、Webコンテンツライター)にまで注力できない現状も課題といえるでしょう。

ウエディング業界DXの海外事例まとめ

 海外ではグローバル規模でデジタルツールを活用する動きがみられます。

ブライダル業界の人手不足問題に、国内ではホスピタリティ産業における人材教育プロ集団トリニティ・シナジィーズが立ち向かっています。

人材不足が続くウエディング業界DXを本格的に推進するにあたり、デジタルに強いウエディング業界DXコンサルタントやエンジニア、デザイナーが求められています。

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