本記事ではインターネット・Web業界の概要やIT業界との違い、主な職種や将来性について解説します。
最後まで読めば、インターネット・Web業界の働き方や年収相場などを詳しく知ることができ、今後のキャリアプランを考えるうえで役立てられます。
インターネット・Web業界はIT業界を構成する5つの業界のうちの1つです。
WebサイトやWebサービスの制作を行うため、ITに詳しくない方でも接点の多い業界です。
インターネット・Web業界にはどのような職種があるのか、長期的に働けるのか気になる方はぜひ読んでみてください。
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目次
インターネット・Web業界とは
インターネット・Web業界とは、WebサイトやWebサービスの制作・運営など、インターネットを通じたサービス提供を行う業界です。
SNSやオンラインショッピングを行うECサイト、検索エンジンなど幅広いサービスを開発しています。
アメリカのメガテック企業と呼ばれるGAFAMのうち、GoogleやAmazon、Facebook(現Meta社)も同業界の一員です。
近年ではスマートフォンの普及やWi-Fi環境の整備、5G通信などによって利用者の増加や利用シーンが拡大しているため、日々多くのサービスが登場しています。
引用元
・「Web業界とは?職種や仕事内容・向いている人も解説」株式会社Brain Net Brain Gate
・「Web業界とは?IT業界との違いや職種・特徴について徹底解説」株式会社マイナビ マイナビエージェント
・「GAFAM(ガーファム)とは?世界をリードする5企業の影響力と問題点」株式会社コアコンセプト・テクノロジー Koto Online
インターネット・Web業界とIT業界に違いはある?
IT業界は、事業内容の観点からインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、通信インフラ業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の5つに大別されます。
インターネット・Web業界はIT業界のうち、Webサイト制作やWebサービスの開発・運営を行う業界として内包されています。
そのため、両者の違いはIT業界は業界全体を指し示し、インターネット・Web業界はIT業界の中に含まれる一つの業界である点です。
引用元
・「web業界とは?主な職種や向いている人の特徴について解説」株式会社BNGパートナーズ BNG_EXS
インターネット・Web業界の仕事内容
インターネット・Web業界が行っているWebサイト制作やWebサービス提供の実態について具体的に解説します。
実際の事業内容について詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
引用元
・「Web・インターネット業界とは?転職に役立つ職種や仕事内容、IT業界との違いを解説」パーソルキャリア株式会社 doda
ECサイト・コンテンツ配信
インターネット・Web業界は、ECサイトの運営やデジタルコンテンツ配信などのプラットフォームを自社サービスとして提供しています。
例えば、Amazonや楽天市場、アスクルといったBtoC、BtoB向けのECサイトやNetflixやHulu、Kindleといったデジタルコンテンツ配信を行うプラットフォームが挙げられます。
特にECサイトは同業界の中で売上額の大半を占めるほど大きな市場です。
また、コンテンツ配信においてもNetflixのユーザー数が全世界で2億3,000万人を突破するなど、大きな成長を見せています。
引用元
・「Web・インターネット業界とは?転職に役立つ職種や仕事内容、IT業界との違いを解説」パーソルキャリア株式会社 doda
・「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」経済産業省
・「ネットフリックスの有料会員、アカウント共有で伸び悩み…世界で2億3250万人」読売新聞オンライン 読売新聞
Webサービス提供・サイト制作
SNSや検索エンジン、CtoCプラットフォームなどのWebサービス提供やWebサイト制作やWeb広告の運用なども行っています。
Webサービスの例は、InstagramやLINE、メルカリなどです。
いずれも身近なSNSやCtoCプラットフォームです。
Webサイト制作では、顧客からの依頼に基づいてWebサイトの企画や制作、リニューアル、サイト運用などを行います。
この他にもWebページやスマートフォンアプリ内に表示されるWeb広告の制作や広告枠の運用やマーケティングなども行っています。
このようにインターネット・Web業界が行っている事業は、サービス提供から広告運用まで幅広いです。
引用元
・「Web・インターネット業界とは?転職に役立つ職種や仕事内容、IT業界との違いを解説」パーソルキャリア株式会社 doda
インターネット・Web業界の主な職種
様々な事業を行っているインターネット・Web業界で働く主な職種を紹介します。
- Webディレクター
- Webデザイナー
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
それぞれの仕事内容や年収について詳しく解説するので、興味のある職種がないか参考にしてみてください。
Webディレクター
Webディレクターは、WebサイトやWebサービスの企画・設計、運用における責任を担う職種です。
自社サイトやサービスの場合は企画や予算管理、他社のものを請け負う場合は顧客へのヒアリングやスケジュール管理なども併せて行います。
顧客との交渉やチームメンバーへのディレクション、現場での制作経験など幅広いスキルが必要とされます。
Webディレクターの平均年収は約579万円とされていますが、携わる案件の規模や保有スキルによってさらに高年収を目指すことが可能です。
引用元
・「Webディレクターとは?未経験でも可能?資格や仕事内容を解説」株式会社キャリアデザインセンター type転職エージェント
・「クリエイティブ系 プロデューサー・ディレクター(WEB/モバイル)」株式会社マイナビ マイナビエージェント
・「Webディレクター」厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag
Webデザイナー
Webデザイナーは、WebサイトやWebサービスのユーザーに見える部分の配色やフォント、ページ全体のレイアウトなどを設計する職種です。
Webディレクターから共有されたサイトイメージを基に設計を行います。
単純なデザイン性だけでなく、ユーザーにとって利用しやすいように設計されているかといったユーザビリティの観点から考慮することも必要です。
また、ユーザーの視認性やサービスから得られる体験をUI/UX(User Interface/User Experience)と呼びます。
Webデザイナーの平均年収は約480万円とされており、経験を積むことによってWebディレクターやプロジェクトマネージャーへのキャリアアップも可能です。
Webデザイナーを目指す方はこちらの記事で仕事内容などを詳しく解説しています。
引用元
・「Web業界の仕事とは?代表的な企業や職種9選を紹介」レバテック株式会社 レバティックキャリア
・「Webデザイナー」厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag
・「Webデザイナーがキャリアアップするには?必要なスキルや事例を解説」株式会社div TECH CAMP ブログ
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーの設計書を基にJavaScriptやPHPなどの言語を用いてサイトに機能やデザインを実装したり、CMSを構築したりする職種です。
ユーザーの目に見える部分を開発する職種で、HTMLやCSSを使って装飾を行うコーダー(マークアップエンジニア)やWebデザイナーの仕事と兼務する場合もあります。
担当する業務が広範囲にわたるため、UI/UXやWebデザインに関する知識も求められます。
フロントエンドエンジニアの平均年収は約385万円です。
また、キャリアを積むことでWebディレクターやバックエンドの技術を身につけてフルスタックエンジニアといったキャリアパスが挙げられます。
フロントエンドエンジニアの仕事内容については、こちらの記事で詳しく解説しています。
引用元
・「フロントエンドエンジニアとは?仕事内容や必要なスキルを解説」パーソルキャリア株式会社 doda
・「クリエイティブ系 マークアップエンジニア・フロントエンドエンジニア」株式会社マイナビ マイナビエージェント
・「フロントエンドエンジニアとは?仕事内容から必須スキルと身に付け方、年収事情まで解説」株式会社マイナビ マイナビクリエイター
・「フロントエンドエンジニアのキャリアパス|おすすめの転職先と踏むべきステップ」株式会社マイナビ マイナビエージェント
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、WebサイトやWebシステムのユーザーから見えない部分の設計・開発を担う職種です。
サーバーやデータベースを中心にJavaやRuby、Pythonなどの言語を用いて開発を行います。
フロントエンドエンジニアと連携を取りながら開発を進めることが多いため、両者はフロントエンドとバックエンド両方の知識が求められます。
バックエンドエンジニアの年収は約465万円です。
フロントエンドエンジニアと同様にフルスタックエンジニアやWebディレクターへのキャリアパスが挙げられます。
バックエンドエンジニアの仕事内容についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
引用元
・「バックエンドエンジニアとは?仕事内容やスキル、なるためのキャリアプランなどを解説」パーソルキャリア株式会社 doda
・「サーバーエンジニア」株式会社マイナビ マイナビエージェント
インターネット・Web業界の市場規模・将来性
最後にインターネット・Web業界の市場規模が拡大傾向にあることや、将来性が十分にあることついて解説します。
インターネット・Web業界で働くことに興味を持った方は、長く働き続けられる業界であるか判断するために、参考にしてみてください。
市場規模は拡大傾向にある
インターネット・Web業界の市場規模は直近約10年で急速に拡大しています。
総務省の「2021年情報通信業基本調査」によると、Web業界が属する「インターネット付随サービス業」の市場規模は2020年に4兆6,939億円に到達しました。
これは前年比13.7%増(4兆1,296億円)と大きく成長しています。
また、経済産業省が実施した「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、日本のEC市場は2022年に22.7兆円と前年比9.91%増(20.7兆円)となりました。
2013年から比較すると約2倍(11.1兆円)に成長しているため、インターネット・Web業界はECサイトを中心に急成長を見せています。
引用元
・「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」経済産業省
・「【2021 年情報通信業基本調査結果のポイント(経済産業省所管業種)】」経済産業省
就業人口は増加・未経験者採用も進む
IT業界の就業人口は大幅に増加し、人材不足から未経験者採用も進んでいるため、将来性も十分です。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「DX白書2023」によると、IT業界の就業人口は2020年約125万人でした。
前回調査時の2015年には約105万人であったため、日本全体が人口減少の流れである中で就業人口を大きく伸ばしています。
就業人口が増えているにも関わらず、同白書ではDX人材の不足を感じている企業の割合が83.5%に上るとされており、強い人材需要があります。
そのため、IT業界未経験者の採用にも踏み出している状況です。
株式会社レバレジーズが公表する「レバテックIT人材白書2024」では、エンジニア未経験者採用を行っている、または検討中の企業は71.0%に上りました。
このようにIT業界はまだまだ拡大傾向にあるため、未経験者でも挑戦する価値があります。
引用元
・「DX白書2023」p30, pp201-202 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
・「レバテックIT人材白書2024」pp.12-13 株式会社レバレジーズ
まとめ
今回はインターネット・Web業界の事業内容や主な職種、将来性について解説しました。
インターネット・Web業界はWebサイトやWebサービス、Web広告など幅広い事業を手掛けており、同じ業界でも就職先によって携わる内容が大きく変わります。
また、急速に成長する中で未経験者採用も積極的に行われていますが、未経験から高年収を狙うのは難しいでしょう。
インターネット・Web業界の仕事内容や職種に興味を持ったのであれば、フリーランスとして案件を受注するのも有効な選択肢です。
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