広告業界DXの海外事例4選|コンサルタントや身近なギグワーカー例も

広告業界は、テレビやインターネットだけでなく、書籍や公共交通機関、普段の何気ない買い物まで、日常生活と切り離すことが難しいくらい密接に関わっています。

日々、触れている広告にもDX(デジタル・トランスフォーメーション)の波は確実に訪れています。

本記事では、当メディアを運営するストラテジーテックコンサルティング編集部の海外担当が、中小企業を含む身近な事例をご紹介します。

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広告業界DX時代の新ニューロマーケティング

広告業界DX時代の新ニューロマーケティング

広告業界において、脳科学を活用したニューロマーケティングが以前から注目されていたのは、多くの人が知っている事実です。

データの収集方法がアンケートによるアナログ形式のみだった時代が過ぎ去り、脳データを計測する効果的なマーケティング活動へと移行しました。

脳の神経細胞に働きかける広告宣伝手法として確立された後、各方面からDXが推進され、新しいかたちのニューロマーケティングが生まれています。

もともとは人の視線を追跡するアイトラッキングや顔の動き、脳の神経反応を追うトラッキングが主流でした。

人が持つ「ミラーニューロン」と呼ばれる神経細胞の働きにより、私たちは他の人の行動を予測することができます。

そのため脳は、仮想現実のシミュレーションを行っているとも言われます。

仮想現実と聞くと、なんとなくデジタル空間を連想する人も多いのではないでしょうか。

既に脳を研究しているチームでは、2匹のネズミの脳をインターネットで繋ぐ実験が行われています。

異なる国にいるネズミの脳がオンラインで繋がり、一方が学習した内容をもう一方の脳へ信号として送ることに成功しているのです。

これは自分が経験していない行動を、脳へ信号で伝えることにより習得が可能になることに繋がる実験でした。

特に医療分野で応用が進んでいるこの結果を、広告業界にも活かせるのではないでしょうか。

既に現実と仮想世界を融合させたAR、VR広告にデジタル技術を応用する企業も増えています。

いずれ仮想空間で出会う広告から実際には体感していない消費体験を、脳が感じられるようになる可能性も考えられそうです。

このような新しいマーケティング活動の展開が予測される中、海外ではどのように広告のDXが進められているのでしょうか。

早速ご紹介していきます。

広告業界DXの海外コンサルタント活用事例2

広告業界DXの海外コンサルタント活用事例2選

米国に本社を置くDX AgencyはクライアントのDX推進に力を入れており、コンサルティング業務を専門に行う社員が多数活躍しています。

DX Agencyがコンサルティングを行った事例でまずご紹介するのは、食品メーカー独自のポジショニングとマーケティング活動をDX推進により達成した例です。

オーガニック食品を販売するGreen Valleyは、DX Agencyと協力してソーシャル・コミュニティを構築し、そのデータをあらゆる方面へ活用しました。

以下、主なコンサルティング内容です。

<コンサルティングの主な内容>

  • 現状分析
  • コンテンツ作成
  • デザイン
  • コミュニティ管理
  • 動画制作
  • Webサイト開発

その結果、ソーシャル・コミュニティ上でオーガニック食品を好むユーザー同士の会話が活発になり、店舗数を伸ばしました。

次は美容商品ブランドの広告宣伝をDXした事例です。

キッズ向けヘアケア商品のFairy Talesブランドは、親目線から選ばれる商品になることを課題としていました。

DX推進プロジェクトを推進していくと、子どものヘアケア問題を解消して競合他社との差別化に繋がったのです。

<コンサルティングの主な内容>

  • 現状分析
  • コンテンツ制作
  • デザインと開発
  • デジタル戦略
  • メディア戦略
  • ソーシャル・コミュニティ管理
  • 動画制作

FacebookとInstagramを利用する母親をターゲットに絞り、調査、分析、テストを実行しました。

その結果、インスタグラムのフォロワー数が増えてアマゾンの登録カテゴリーで売り上げが1位になったのです。

参照:) DX Agency

コンタクトアースマッチング公式サイト

広告業界DXの海外ギグワーカー活用事例2

広告業界DXの海外ギグワーカー活用事例2選

海外クラウドソーシングサイトで「ギグワーカー」と呼ばれるデジタル人材を活用した広告業界DXの身近な事例をみていきましょう。

ギグと呼ばれる仕事を売ったり買ったりできる海外クラウドソーシングサイト「Fiverr」が、イスラエル発祥であることはあまり知られていません。

イスラエルの都市で生活する人々は、常にスマホのミサイル発射アラートを確認する生活を送っています。

そのような国の事情を抱えているとは思えない新しいプラットフォームが開発されました。

デジタル・トランスフォーメーションに特化した専門デジタル人材を集め、ハブの役割を担うThe Shiftです。

フリーランスとして活躍している人材だけでなく、企業に所属する人が副業として登録しているケースもあります。

あるドイツ人女性がパンデミックを機にベルリンでそれまでのキャリアを捨て、趣味のパン作りでYouTubeを収益化させることに成功した事例をみていきましょう。

プロセスにおいて各専門分野に特化したデジタル・ギグワーカーは欠かせない存在でした。

実際に依頼したデジギグ(デジタル領域のギグと呼ばれる仕事)内容は以下の通りです。

  • 音楽カスタム
  • 翻訳
  • WebサイトビルダーSquarespaceのデザイン
  • YouTube調査
  • 字幕付け
  • SEO
  • 動画アニメーション制作

多岐にわたる分野でDX人材の協力を得られたことがわかります。

その結果、YouTubeアカウントの視聴回数が+75%、チャンネル登録者数は+85%の増収益化に成功したのです。

さらに他の事例もみていきましょう。

ニューヨークで看護学の博士課程を修めた2人の女性が起業した事例があります。

パンデミックも後押しするかたちとなり、オンライン治療のヘルスケアクリニックで成功したのです。

実際に発注したデジギグは以下の通りです。

  • ブランド内容
  • 説明用の動画
  • SEO
  • イラストレーション
  • ロゴデザイン

結果、オンラインクリニックへの新規の来訪者数は、なんと+500%の最高値を叩き出しました。

彼女たちはSEOが機能し始めていることを実感していると話しています。

実際にFiverrを利用していたギグワーカーとしての視点からも、新しいDXのハブ・プラットフォームThe Shift by Fiverrの今後の動きに注目です。

参照:)THE SHIFT by Fiverr | Digital Transformation Hub

広告業界DXに活用できる海外ツール

広告業界DXに活用できる海外ツール

広告展開において重要な業務のひとつがコピーライティングです。

専属のライターがいる場合とそうでない場合がありますが、どちらのケースも業務には相当な時間が割かれているのではないでしょうか。

そこで活用できそうなツールがneuroflash社のコピーライティング・ジェネレーター・ソフトフェアです。

国内においてもAIによる支援ツールが開発されていますが、日本語ツールより英語ツールの方が多いのが現状です。

また、米国ReachLocal社はデジタル広告運用における自動入札調整プラットフォーム開発をいち早く手掛けたIT企業のひとつです。

国内でもオンライン広告のオートメーション化が進み、自動運用開発に力を入れている企業も増えました。

コピーライティングが各広告サイズに合わせて生成されると、アカウント運用時間の削減に繋がり、広告担当者の業務のあり方自体も変化するでしょう。

参照:)neuroflash
参照:)ReachLocal

広告業界DXに活かせる海外大学の脳科学研究

広告業界DXに活かせる海外大学の脳科学研究

広告戦略と脳科学には深い関わりがあります。

ここでは広告業界に活かせそうな、海外の大学で研究された脳科学の知識をご紹介します。

カリフォルニア工科大学が行った「ワインの飲み比べ実験」の結果から、どんなことが判明したでしょう。

食事を美味しいと感じるのは、「高級」で「高額」であることが大事な要因となっていたのです。

安価であるだけでは売れると限らないことを裏付ける脳科学実験でした。

そしてもうひとつ、国籍に関係なく幼い子どもがよくする「人をマネする」ことについて、触れておきましょう。

一般的に真似ることは相手の共感を得て距離を縮めやすいと言われています。

誰かを真似る行為は、相手に共感しているからこそできる場合も多いと考えられています。

そうだとするならば、仮想空間と呼ばれるメタバースにユーザーの動きを真似することで共感を集めるAR・VR広告がでてきてもおかしくないのではないでしょうか。

広告業界DXの海外事例まとめ

現代ではテレビがインターネットに繋がり動画が観られるCTV(コネクテッド・テレビ)が普及し、テレビと動画の境界線が曖昧になってきました。

技術の発展にともない現実と仮想も近づいています。

そんな曖昧な世の中で、DXコンサルタントやエンジニアがますます求められています。

「まだ仕事を受けることは考えていないけど、どんな仕事があるのか知りたい」

「これまでのキャリアがどんな分野で活かせるか、確認しておきたい」

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